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87年6月イ・ハンヨル烈士が撃たれる前後の写真を初公開

5/20(土) 6:28配信

ハンギョレ新聞

当時韓国を訪問していた ナショナルジオグラフィックのカメラマン 6月抗争30周年にあわせ イ・ハンヨル記念事業会に写真提供 「アメリカに帰ってきた後に イ・ハンヨルの姿を撮っていたことが分かった」

 1987年、デモの最中に警察が撃った催涙弾に撃たれ亡くなった延世大生イ・ハンヨル烈士のデモ当時の姿を捉えた写真2点が初めて公開された。当時、ナショナルジオグラフィックのカメラマンとして韓国を訪問していたネイソン・ベン氏は、6月民主抗争30周年をむかえてイ・ハンヨル記念事業会にこの写真を提供した。

 ネイソン・ベン記者が公開した写真を見れば、1987年6月9日昼、ソウルの延世大学校正門前で催涙弾に撃たれる直前、他の学生たちと共にデモをしているイ・ハンヨル烈士の姿(左下)と、撃たれた直後に倒れているイ・ハンヨル烈士の姿が見える。撃たれる直後の状況を捉えた上の写真には、催涙弾の白煙で修羅場になった白楊路でイ・ジョンチャン(延世大86年度入学生)氏が倒れたイ・ハンヨル烈士を支えている姿が見える。これらの写真はすべて延世大学校正門前の陸橋上で撮影された。

 当時写真を撮ったネイソン・ベン氏は、ハンギョレとの電子メールインタビューで「88オリンピックを控えて韓国の様子をカメラに収めるために、1987年2月~1988年1月まで韓国を訪問したが、偶然にもデモの時期と重なって多くの写真を撮ることができた」と回顧した。ソウル市内の大学のうちでも延世大学校で激しいデモが多く起きていたことを覚えていた彼は「イ・ハンヨル氏が撃たれた当時は彼が深刻な傷を負ったことを知らなかったが、その後も民主化運動が続き彼の死を知った」と話した。ベン氏はアメリカに戻って写真を焼き付けしてから、自身が撮ったカメラにイ・ハンヨル烈士が倒れた当時の状況が撮られていたことを知ったという。

 イ・ハンヨル記念事業会は、6月に民主抗争30周年を控えて今回新たに公開されたイ・ハンヨル烈士を捉えた写真2点を含め、当時のデモの様子を記録した写真、イ・ハンヨル烈士の遺品などを展示する「イ・ハンヨル30周忌特別展示」を行う予定だ。ソウルの延世大学校百周年記念館1階企画展示室とイ・ハンヨル記念館3階企画展示室で同時に開催される特別展示は、6月7日から7月9日までの一カ月間続く。

ファン・グムビ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:5/20(土) 6:28
ハンギョレ新聞