ここから本文です

山本美月×伊野尾慧、意外な高校生活を暴露!? 恋エピ&キラキラしてないリアル体験

5/20(土) 6:50配信

クランクイン!

 映画『ピーチガール』出演に際してのインタビュー中、満足のいくシーンについて話が及ぶと、山本美月は間髪入れず「海のシーン」と答え、呼応するように伊野尾慧も「うん、うん」と頷いた。なぜなら、「一番『ピーチガール』らしい、キラキラしたシーンだから。あんなにキレイに撮れているなんて思わなかったんです」と、目をうるませた。少女漫画の映画化が相次ぐ邦画界で、90年代を代表する作品のW主演となった山本と伊野尾は、想像を絶するほどのプレッシャーを乗り越え、クランクアップを涙で迎えたという。激動の撮影の1ヵ月は、いかほどのものだったのだろうか。

【関連】「山本美月」インタビューフォトギャラリー


 上田美和が手掛けた1300万部という驚異的な発行部数を誇る、大ヒット同名コミックの実写映画化『ピーチガール』。肌が黒く髪も茶色いという派手な外見から、遊んでいるように見えるもも(山本)は、実はピュアな女子高生で、一途にとーじ(真剣佑)に片思いをしている。しかし、学校一のモテ男・カイリ(伊野尾)に好意を寄せられたことから、小悪魔な沙絵(永野芽郁)も交えて、複雑な恋の四角関係が幕を開ける。

 とにもかくにも原作の雰囲気を大切にすべく、山本は「読んでいて、ももちゃんの笑顔が印象的だったので、幸せな笑顔を全開にしようって。少しでも原作に近づけようと意識しました」と、役作りについて話した。当然、原作をしっかり読んだと話す伊野尾も、「ももちゃんといるときの明るくて背中を押す優しい面と、実はシリアスな面を持っているギャップをきちんと見えるように演じられたらと思いました」と、それぞれ原作からインスパイアされたアイデアを広げ、等身大の役に落とし込んでいった。

 二人が「必死だった」と声をそろえる撮影現場。山本は恋愛映画初主演、伊野尾は映画自体が初出演、さらには監督も映画のメガホンを握るのは初という、「初」尽くし。山本は、「私が頑張らなきゃ、みたいなプレッシャーをずっと持っていました。自分が弱気になるところだけは見せちゃダメだな、って」と、その重圧を語る。そんな山本の引っ張っていく気持ちに支えられたと話す伊野尾は、「初めてだったのですごく緊張したり、わからないことも多かった中で、美月ちゃんに気持ち的には引っ張っていってもらいました」と感謝を口にした。逆に、伊野尾が支えたところを聞けば、「え!?…ないかも(笑)!」と弾けた笑顔を見せ、つられて山本も声をあげて笑い、伊野尾がムードメーカーだった様子がうかがえる。


 美男美女で輝きを放つ二人の高校生活も、さながら『ピーチガール』のようだったのではと推測する。すると、山本は「全っ然!」と首を横に振った。「まったく真逆です!セーラー服だったし、ひざ下10センチ、三つ編み、みたいな。恋愛エピソードが何もないことが思い出(笑)。作品で取り返しました!」と話せば、一方の伊野尾も、「キラキラしては…いなかったです。授業中に寝ていて、起きたら教室に誰もいなくて。移動教室だったのを誰も教えてくれないとか(笑)」と、意外なほど切ない体験を暴露し合い、結果、撮影により憧れの青春を体験できたと声をそろえた。

 劇中、山本はワイヤーアクションで窓から落ちたり、伊野尾は極寒の海の中に入るなど、かなり体を張っている。肉体的にも精神的にもやり切った演技を終えてのご褒美は、原作・上田氏による言葉だったと二人は表情を和らげた。伊野尾が、「上田先生と娘さんが映画を観て『すごい泣いた』って言ってくださったんです。原作者であることに加えて、親子でそういう感情になってくれるのは、すごいうれしかったです」と語ると、重ねるように山本も「上田先生がここまで喜んでくれるんだから、原作のファンの方もきっと喜んでくれるんだろうなって信じています」と、思いを打ち明けた。

 美しい海の映像から始まるオープニングから、一気に駆け抜ける爽やかなラストまで、大きなスクリーンでぜひ青春の追体験をしてほしい。(取材・文・写真:赤山恭子)

 『ピーチガール』は5月20日より全国公開。

最終更新:5/20(土) 6:50
クランクイン!