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久保建英にバルサDNA 先輩バブンスキー太鼓判

日刊スポーツ 5/20(土) 7:58配信

 バルセロナを知る数少ないJリーガーが、FW久保建英(たけふさ、15)のU-20(20歳以下)W杯韓国大会での活躍に太鼓判を押した。12歳で下部組織に加入し、セカンドチームのバルセロナBとプロ契約していた16年まで10年間所属した横浜F・マリノスMFダビド・バブンスキー(23)が、4月に久保が記録したJ最年少ゴールを解説。「バルセロナのDNA」が凝縮されたプレーと分析し、メッシの後継者になる可能性があると「後輩」に期待した。大会は今日20日に開幕し、日本は21日に登場する。

【写真】「ポスト・メッシ」の見出しで久保を取り上げた韓国のスポーツ・ソウル紙

 バブンスキーがうなった。「間違いなく、バルサのDNAを受け継いで奪ったゴールだ」。FC東京U-23の一員としてJ3に出場した4月15日のセレッソ大阪U-23戦。左サイドでボールを受けた久保は、相手守備陣を細かなステップでドリブル突破し、左足でJ最年少ゴールを決めた。動画を見ながらバブンスキーは偶然のゴールではないと力説した。

 バブンスキー バルサではトップから各下部組織まで、すべて同じシステムで戦い、その戦術に必要な練習はほぼ同じになる。これが他とは違う一番の特徴。バルサでは狭い中でのボールコントロールを養う練習がある。16メートル四方のスペースで、5対5のボール回しを時にはボールを4つ使って行う。瞬時の判断力、狭いスペースを突破する細かなステップが磨かれる。だからゴールシーンでタケは、迷いなくプレーしていた。手をどう使って、体をどう傾けて相手をボールから離すか、受ける前から考えてないと奪われる。少しでもキョロキョロしていたらあのゴールはない。

 バブンスキーは13年に19歳でバルセロナBでプロ生活を始めた。同チームは過去に、スペイン2部(現在は3部)で上位に顔を出し、現在トップのルイスエンリケ監督も指揮するなど、ただの2軍ではない。そこでプロとして3年間もまれ、今季から横浜で活躍。このビッグクラブを経験したJリーガーは浦和に在籍したベギリスタインら数えるほどだ。

 バブンスキー 僕が12歳で入った時に同い年の選手は25人ほどいたが、Bチームまで残ったのは僕ともう1人だけ。毎年、入れ替えがあって、必要な技術を習得できていなければ残れない。そこを勝ち抜いただけでもすごいこと。しかもタケのプレーは創造的で、一緒にプレーはしていないが僕も存在は知っていた。

 7歳違いでも10歳で下部組織に入った「タケ」のことは把握していた。最後に、メッシのプレーと似ていると指摘し「将来はバルサの10番を背負っていくだけのタレント性を持っている」と言い切った。U-20W杯を機に飛躍することを予感していた。【高田文太】

 ◆ダビド・バブンスキー 1994年3月1日、マケドニア生まれ。06年にバルセロナ下部組織入り。13年に19歳でバルセロナB昇格。16年1月からレッドスター(セルビア)、今季加入した横浜では全11試合に出場し2得点。父ボバン氏はG大阪に所属した元Jリーガー。178センチ、68キロ。

最終更新:5/20(土) 10:07

日刊スポーツ

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