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サニブラウン時代へ、前例にとらわれない進化の道

日刊スポーツ 5/20(土) 10:01配信

<等々力から世界へ>(下)

 サニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)が新時代到来の鐘を鳴らす。15年世界ユース選手権で短距離2冠を達成した東京五輪のホープは、男子100メートルで出場する21日の等々力の舞台に向けて「スタートでしっかり反応できるようにしたい」と力を込める。

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 15年世界選手権(北京)男子200メートルに同種目史上最年少で出場し、準決勝へ進出した。16年はリオ五輪へ順調に進むとみられたが、6月下旬に左太ももを肉離れ。その直後の日本選手権を欠場し、リオへの道を絶たれた。今年3月に東京・城西高を卒業後はオランダを拠点に練習。9月からは米フロリダ大に入学する。前例にとらわれない進化の道を探っている。

 今月13日のダイヤモンドリーグ上海大会ではフライングが2度続き「完全に集中力が切れていた」。10秒22の5着と不完全燃焼だった。「ストライドが伸びすぎて、ピッチを速くできなかった」と悔やむ。負けず嫌いな性格で「速い選手と走ることで自分も速く走れたりする」と言う。今大会はリオ五輪銀メダルのジャスティン・ガトリン(米国)も参戦する。4月に出した自己記録10秒18を超える走りを見せる。【上田悠太】(おわり)

 ◆サニブラウン・ハキーム 1999年(平11)3月6日、福岡県生まれ。ガーナ人の父と日本人の母を持ち、小3で陸上を始める。15年7月の世界ユース選手権で100メートルと200メートルで2冠。世界選手権北京大会は200メートルに同種目世界最年少で出場、準決勝進出。自己記録は100メートルが10秒18、200メートルは20秒34。187センチ、72キロ。

最終更新:5/20(土) 11:07

日刊スポーツ