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豊ノ島が初白星「身に染みる」SNSが、娘が支えに

日刊スポーツ 5/20(土) 15:17配信

<大相撲夏場所>◇7日目◇20日◇東京・両国国技館

 自分を支えてくれる周囲の声を励みに、33歳のベテランが前を向き始めた。陥落した幕下で4場所目を迎え、ここまで3連敗中だった東幕下19枚目の豊ノ島(33=時津風)が、今場所初白星を挙げた。

 4番相撲で同22枚目の駿馬(35=伊勢ケ浜)と対戦。何かが吹っ切れたかのように、迷わず浅く二本をのぞかせながら一気に寄り切った。相手は入門は自分より後だが、年上で先場所、35歳で初めて幕下に上がった苦労人。大関照ノ富士の“教育係”的な付け人の小兵と、話題性のある一番だったが「動かれるとうるさいから相手を正面に置いて、気持ちを高めて行きました」と、57日ぶりの勝利を振り返った。

 前日は、荒磯親方(34=元前頭玉飛鳥)から励まされていることを明かした豊ノ島。この日は取り囲む報道陣の背後から、九重親方(元大関千代大海)が「今日みたいに攻める相撲を」と声を懸けた。さらに、家族の支えにも感謝。落ち込んで帰宅すると沙帆夫人から「弱気になっている顔はみたくない」と叱咤(しった)され、4歳の長女希歩ちゃんも負けて帰ると「負けちゃったから悲しいな。でも絶対に相撲をやめないでね」と言っているという。

 現役の力士からの励ましや、SNS上では勝手連的な“応援する会”も発足している。「へこんでる時だから、みんないい言葉。本当にうれしい。身に染みますよね」と豊ノ島。周囲の励ましを支えに、前日は「あと5年はやる」と宣言。気持ちは折れていない。

最終更新:5/20(土) 15:27

日刊スポーツ