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フリークライマー野口啓代、美肉体は茨城の牛乳が源

日刊スポーツ 5/20(土) 16:29配信

 “牧場パワー”で金メダルを狙う。プロフリークライマーの野口啓代(27=茨城県連盟)が20日、都内で行われた「三井不動産スポーツアカデミー」のクライミングアカデミーに参加し、牛乳愛を語った。

【写真】小学生に指導する野口啓代

 165センチ、49キロの引き締まった美肉体。180度開脚できる柔軟性に50キロの握力を持つ女子クライミング界の第一人者。小5で競技を始め、父が営んでいた茨城県龍ケ崎市の牧場が練習拠点だった。牛舎を改造したウォール(壁)でトレーニングに励んだ。牛とともに育ち、強靱(きょうじん)な肉体の源は牛乳だと明かした。「実家にいた頃は毎日、牛乳を最低1リットルは飲んでいました。水の代わりのような感じで、カルシウムも豊富で競技で重要な骨を強くするのに最適でした。牛乳でできた体ですし、牧場パワーです」。海外遠征では、必ずきな粉を持参して、きな粉牛乳を頻繁に飲んでいるという。

 大学1年の時、W杯で日本女子として初優勝を飾り、プロとして本格的に活動していくために大学を中退した。これまでW杯の年間総合王者に4度輝いた。しかし、当時は五輪競技でもなく明確な目標がないことにマンネリを感じた。一時期は引退も考えたが、20年東京五輪の新競技候補にスポーツクライミグが選ばれて「踏みとどまった」という。「競技人生をかけた大きなきっかけになりました。あと4年ならなんとか頑張れると思いました。東京五輪後は全く考えていませんし、すぐに引退するかもしれないし、『まだやりたい』という気持ちになるかもしれない。今は東京五輪でベストを尽くすことしか考えていません」。

 この日は、屋外で野中生萌(みほう)らとボルダリング教室を3回開催。高さ3メートル、幅4メートルの特設ウォールを使って、小学生計72人に指導した。トップアスリートの華麗な技を披露したり、テクニックも伝授した。野口は「1人でも良いからこの日をきっかけに、クライミングに興味を持ってもらえたらうれしいです」と話した。【峯岸佑樹】

最終更新:5/20(土) 17:00

日刊スポーツ