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民進の蓮舫代表:「アイデアにも値しない」-安倍首相の改憲案

Bloomberg 5/19(金) 10:47配信

民進党の蓮舫代表は、安倍晋三首相が提唱した憲法改正案は「アイデアにも値しない」とみている。国会で安倍首相が読売新聞を熟読してほしいと説明を拒んだことも含め「おっしゃってることが全く理解できない」と批判。2020年施行に向けた改憲論議には参加しない姿勢を示した。

蓮舫氏は18日のインタビューで、安倍首相の国会説明がないため提唱内容を全く理解していないと強調。仮に戦争放棄をうたった9条1項、戦力の不保持を定めた2項をそのままにして自衛隊の存在を3項で書き込んだ場合、「整合性がとれるのか」と疑問を呈した。

また、現段階で9条改正を求める声は「国民の中に高まっているとは思わない」とも述べ、国民投票で自衛隊を明記する改憲案が否決された時にどのような対応ができるのか「詰めるべき論点はいくつもある」との見方を示した。

安倍首相は3日の読売新聞朝刊に掲載されたインタビューと改憲派団体の主催したフォーラムに寄せたビデオメッセージで、20年の改正憲法施行を目指す考えを表明。9日の参院予算委員会では、憲法学者の7、8割が違憲と言っているとし、こうした状況を変えることが「私たち世代の責任ではないか」と述べていた。

菅義偉官房長官は8日の記者会見で、安倍首相の改憲提案について、「総理ではなく自民党総裁として、政党間の議論活性化のために考えを公にした」と説明したが、憲法改正には衆参両院の3分の2以上の賛成による発議が必要。自民党単独では届かず、公明党の協力が不可欠となる。同党の井上義久幹事長は12日の記者会見で、自衛隊を憲法上明記しなければ安全保障に支障があるという状況ではないと語った。

蓮舫体制の民進党

蓮舫氏は昨年9月の民進党代表選で、次点の前原誠司元外相の倍近いポイント数を獲得し、民主党時代を含めて初の女性トップとなった。「提案・対案型」の政党を目指してスタートしたが、4月22、23両日に実施した共同通信による政党支持率調査では、自民党39.9%に対し、民進党は6.7%にとどまっている。

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最終更新:5/19(金) 12:27

Bloomberg