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食わず嫌いはもったいない 押さえておきたいストレージ投資の始め方

5/21(日) 10:40配信

ZUU online

不動産投資家の中には、コンテナやトランクルームを運営する「ストレージ投資」をしている人がいます。しかし、国内ではまだ成熟していない分野だけに、初めての不動産投資をストレージにするのはハードルが高いと思う人もいるでしょう。

不動産投資の一種であるという目線で、検討すべき項目を確認して正しい方法で始めましょう。

■拡大していく市場、これから始めても大丈夫

株式会社矢野経済研究所の「レンタル収納・コンテナ収納・トランクルーム市場に関する調査(2016年)」によると、国内の収納ビジネスの市場規模は2015年度で前年度比8.0%増の603.4億円です。2012年度は前年度比7.4%増の489.2億円だったので、成長分野であることがよく分かります。また、2016年6月末時点での全国の室数は約43万8,000室で、約130世帯に1室が整備されていることになります。

こうしたサービスの認知度が高まったのは、ここ5年ほどで生活圏のより近いエリアにストレージ設備が増えていることが挙げられます。潜在需要が顕在化し、さらに利用者が増えるという好循環は今後も加速することが予想されます。

米国では10世帯当たり1室が利用されており、日本の人口や住宅事情を踏まえて、仮にその半分くらいまで普及すると考えると、現在の7倍弱の4,000億円規模まで拡大する可能性も非現実的な数字ではありません。

■ニーズのある立地をどう探すか

始めるまでの流れとしては次の4ステップがあります。

1. 予算決め
2. 物件選び
3. 物件確認
4. 買い付け

今回はこの中から、予算決めと物件選びについてみてみましょう。

● 予算決め
ストレージ投資は、マンションやアパート投資に比べて初期投資額が少ない傾向があるので、取り扱っている業者に相談をしてみるといいでしょう。扱っている事例が多い業者であれば、どのような投資計画を立てればよいのかアドバイスをしてくれるはずです。

● 物件決め
物件決めの際は、需要がある地域で選ぶことが必須ですが、そうした地域には他の業者が進出している可能性は高いです。そこでポイントになるのは、マンションやオフィスなどが多く、レンタル収納の需要があること、初期投資額がかさまない地価であることです。市場動向は日々変化しますので、専門家や専門業者に相談をして物件を決めましょう。

■コンテナとトランクルーム、準備すべき設備は?

収納ビジネスには、屋内型のトランクルームと屋外型のコンテナの2種類がありますが、コンテナは置かれたままになっていることから、それ自体が建築物とみなされます。そのため、建築基準法を遵守しなくてはならず、クリアしていない場合は行政から指導が入り、実際に撤去命令が出たケースもあります。すべてを自分で調べて行おうとせず、専門家に相談して始めるほうがいいでしょう。

トランクルーム・コンテナともに、荷物を保管するので換気や防犯などの設備をどうするかは、最低限準備しなくてはいけません。完璧な防犯設備を用意すると、初期投資に跳ね返ってきてしまい、最終的に賃料に乗せざるを得なくなってしまいます。どの程度の設備があれば需要があるのか、やりすぎないことも、成功のポイントといえるでしょう。

換気や防犯などの設備も、どんなに準備しても不測の事態が起こる可能性があります。盗難や荷物の劣化などが起こった場合の責任の所在など、利用規約に明記してリスクヘッジしておくことも大切です。

今後の成長が見込まれる分野ながら、情報がまだ少ないのがストレージ投資の弱い部分です。専門家の知恵を借りて、知識を身に付けることから始めてみてはいかがでしょうか。(提供:ストレージ投資 online)

最終更新:5/21(日) 10:40
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