ここから本文です

特殊エフェクトビデオを撮れるアプリ「Musemage」を試す

5/21(日) 11:10配信

ITmedia Mobile

 今回はちょっとヘンなカメラアプリのご紹介。その名も「Musemage」。

 これ、初見で「むせまげ」って読んじゃうよね。読まないか。でも「むせまげ」の方がかわいいのでよしとしよう。

【唯一の「弱点」】

 たぶん、正しい読み方は「ミューズメイジ」。「Muse」はミューズ。石けんじゃなくて、ギリシャ神話に出てくる芸術や学問を司る女神の方。「mage」は分からないのであれこれ辞書を引いてみた。ランダムハウス英和辞典(小学館)によると、「マギ(古代メディア及びペルシャのゾロアスターの祭祀階級、あるいは東方三博士)」……っていうとマンガの「マギ」を思い出しちゃうけれど、きっとこれが元ネタなんだろう。古語で「魔法使い」とか「賢者」という意味。

 そんな魔法使い的な名前のカメラアプリがMusemageなのである。最初の写真は、実はこれで撮ったものなのだ。

 この写真では下半分を洪水にするエフェクトを使っている。こういうエフェクトが面白いアプリなのだ。

●ダイヤル回して選んで撮影

 Musemageで頭にいれておくべきことは、「リアルタイムでかかるいろいろなエフェクトを楽しみつつ、写真やビデオを撮るカメラアプリ」ということだ。

 多機能だが、操作は簡単。まず「撮影モード」を選び、続いて「エフェクト」を選んで撮影する。それだけだ。

 撮影モードは「ブルースクリーン・マジックカラー・マニュアル・ビデオ・写真・タイムラプス・ストップモーション」の7つが用意されている。その選択は、弧状に並んだボタンを左右にフリックするだけ。本当に簡単。

 まず、「写真」をとりあえず選んでいろいろやってみる。

 フィルターやエフェクトを選択する時は、右下のマジックワンドのアイコンをタップする。すると、画面がこのように切り替わる。

 フィルターもエフェクトも数が多いので、それぞれジャンル別に名前がついている。ジャンルをタップすると、そこに属するフィルター・エフェクトがずらっと並ぶ。

 エフェクトはレンズ、変形、芸術……という具合。リアルタイムに反映されるので、いろいろ選んで遊んでみるべし。

●アプリの「日本語」が弱点

 ただし、アプリの日本語化がかなりヤバい。最初に起動した時の権限リクエストで「カメラを開ける」「マイクを開ける」という文言が出てくる。英語モードではそれぞれ「Enable Camera(カメラを有効にする)」「Enable Microphone(マイクを有効にする)」と、きちんと意味が通る文言になっている。

 で、セットアップ後の表記もちょっと怪しい。例えば、エフェクトで「柔光鏡」というものがある。これは何だろう?

 答えは「ソフトフォーカス」だ。調べてみると、漢字名のエフェクトの一部が中国語になっいてるのだ。理由は不明だけれど、日本語も中国語も「漢字」を使った単語に関しては同じと思われたんだろうか……。

●たくさんあるエフェクト フィルターも充実

 ともあれ、エフェクトはとにかくたくさんある。撮影画面の外側の弧をスワイプすれば選べる。かいつまんで見てみよう。

 まず「漫画」。その名の通りマンガっぽいエフェクトがかかる。表示言語を英語にするとエフェクト名は「Manga」と問題ない。中国語にすると「日漫」。なるほど。

 「ネオンライト」は、上手にエッジを見つけて光らせてくれるエフェクト。

 次は「雪」。ええ、そのまんまです。どこにでも雪が降ります。

 右端へ行くほどエフェクトがユニークになっていって面白いのだが、いかんせんエフェクト名が分かりづらいことがある。「もっと分かりやすくしたい」と思った人は、アプリの設定で表示言語を「英語」にしておくべし。端末(iOS)の表示言語を問わず、アプリ内の表示を変えることができる。

 撮影画面の内側の弧をスワイプすると、フィルターを選択できる。

 フィルターは、フィルム風、トイカメラ風もフィルム風も映画風もモノクロといったものがある。

 と、フィルターとエフェクトを組み合わせて楽しむのだ。基本が分かったら後は遊ぶべし。

●水がひたひたと迫ってくるエフェクトが楽しい

 よくあるエフェクトは置いておいて、ヘンなのを見ていきます。

 最初に面白がって遊んだのは「洪水」エフェクト。冒頭の写真で使ったやつだ。このアプリを紹介しようと思ったのは、これが面白かったからだ。

 日本語メニューだとこのエフェクトは「倒影」となっている。これ日本語じゃなくて中国語なのだが、英語だと「Flood」なので普通に訳すと「洪水」というわけ。

 まあ、絵を見れば分かるといえばそうなのだけど。

 これがなかなか出来が良いのでいろいろと水没させられるのだ。例えば、こんな感じでちょっとした風景も森と泉に囲まれた感じになる。

 天候ものだと「雨」や「雪」、「しずく」エフェクトもおすすめだ。

●SFホラー系のビジュアルもお手のもの

 でも、Musemageは基本的に動画で遊ぶアプリだ。それを楽しまないわけにはいかない。

 動画でも、撮影時にはリアルタイムエフェクトが付く。実は種類も写真モードより多い。

 動画モードにすると、録画ボタンと静止画撮影ボタンが並んだ画面になる。静止画撮影ボタンを押すと、16:9のフルHD(1920×1080ピクセル)動画からキャプチャした映像が保存されるようになっている。

 動画で面白いのは、「天気」「機材」「モンスター」というエフェクトジャンルだ。先ほどの「倒影」エフェクトの水面のゆらぎはアニメーションになっているので、動画で撮った方が断然楽しい。

 そこで思いついたのが、「水没した環七(東京都道318号・環状七号線)のトンネルに突っ込んでいく車たちの縦動画」だ。さっそく撮ってみた。

 特殊エフェクトとわかっていてもなんかムズムズしません?

 さらに派手なヤツをいこう。SFアクション映画でよくあるロボットから見えている映像っぽい効果を楽しめる「ロボット」効果というやつだ。

 これで撮ったのがこちら。何となくイメージしてる所は分かるでしょ。赤いグリッドが入って時々上から下へスキャンしてるような効果が入るようになっている。

 次は「ナイトビジョン」エフェクト。暗闇を赤外線スコープで暗視してる感じ。もちろん、撮ってるのは真っ昼間です。

 「TV」エフェクトは、映画によく出てくるレトロな監視カメラっぽい映像だ。

 他にもソフトフォーカスやらパースを変えたりやらエフェクトはてんこもり。

 カメラ機能としてはマニュアルモード、タイムラプス、ストップモーションなどけっこう多彩だが、基本的には派手なエフェクトを使いまくった動画を撮って楽しむアプリだ。

 ところどころエフェクト名が中国語になってるとこは笑って済ますか(アップデートで直ればいいんだが、すでにバージョン3になってるアプリなのに修正される気配がないので)、英語モードにしちゃえば良いかと思う。

●おまけ:ブルースクリーン

 おまけに「ブルースクリーン」モードも紹介しておく。背景をブルースクリーン(実際には「ブルー」以外の色も指定できる)にして撮って、既存の写真を背景に合成しましょうという機能だ。

IMG_8308

こんな風に単色をバックにして抜きたい色をダブルタップ(ダブルクリックと書いてあるのは間違い)して、「カスタマイズ」で背景画像を指定するだけ。

 食べ物で遊んではいけません、はい。

 背景として指定できるのは静止画だけだけど、適当な風景と合成した映像を撮影できるので、試して見ると吉。

最終更新:5/21(日) 11:10
ITmedia Mobile