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「共謀罪、戦争可能に」 白弁護士、講演で指摘

5/21(日) 12:26配信

琉球新報

 【大宜味】大宜味村憲法九条を守る会(平良啓子会長)は20日、塩屋公民館で憲法講演会を開き、弁護士の白充(ペクチュン)さんが「『共謀罪』法案について」と題して講演した。白さんは「法案の狙いは(政権への)異論、異色の排除だ」と指摘、「国民の無個性化を進め政府に物申せない社会にする。最終目的は戦争ができる国だ」などと語った。参加した市民約40人はメモをとるなどして熱心に聞き入った。

 白さんは、テロ対策のため国際犯罪防止条約(パレルモ条約)の批准が必要で、そのために共謀罪法案成立が不可欠とする政府の説明を「詭弁(きべん)だ。パレルモ条約はマフィアを取り締まるもので、テロ対策とは関係ない」と断じた。

 憲法9条については「思想良心の自由は19条、表現の自由は21条。平和を守る9条は自由権利規定より前に書かれている。人権は平和の上に成り立つことの現れだ。権力に萎縮してはいけない。今、われわれが平和のために声を上げ、その背中で後進を育てなければいけない」と説いた。

 講演後、平良会長は「国会は憲法の上に権力がはびこっている。残念だ。(戦後)75年たった今も頭から離れない戦争がまた始まるのかと思うと非常に悔しい」と話した。

琉球新報社

最終更新:5/21(日) 12:26
琉球新報