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高安再進撃!大関昇進に向け“M4” 連敗癖を克服「負けた後が大事」

5/21(日) 6:04配信

デイリースポーツ

 「大相撲夏場所・7日目」(20日、両国国技館)

 大関とりの関脇高安は平幕千代翔馬を突き落として6勝目を挙げた。前日、初日からの連勝が5で止まったものの、豪快に再進撃。今場所10勝で、大関昇進の目安となる三役で直近3場所の合計33勝へあと4勝とした。横綱稀勢の里は小結御嶽海を寄り切って3連勝で5勝目を挙げた。白鵬は平幕大栄翔を寄り切りで一蹴し、日馬富士は小結嘉風を押し出し、両横綱が7戦全勝でトップ。1敗で高安が追う。

 負けを引きずる弱い高安はもういない。右かち上げでぶちかまして、強烈な突き。右から突き落とすと、千代翔馬がクルンと一回転して転がった。

 破壊力抜群の6勝目にも「思い切り踏み込めなかった。立ち合いは7~8割」と全開ではない。相手の変化も警戒し「予想して当たりつつも余裕を持って」と冷静にセーブできるのが成長だった。

 前日は玉鷲の突きに敗れ連勝は5で止まった。初の大関とりとなった昨年の九州場所は5日目から連敗。8日目から5連敗と沈んだ。先場所も初日から10連勝したが、11日目から3連敗。「負けた後が大事」と言う課題をまずクリアした。

 この日の朝稽古でも迷いは皆無だった。「チャレンジャー精神で攻める」と言い切った。守っていては勝てないことを27歳は心と体で覚えてきた。初場所で11勝、春場所で12勝を挙げ、大関昇進の目安、3場所計33勝へ今場所は10勝がノルマ。8日であと4勝と、はっきり視界に入ってきた。

 だが、視線は1差で追う両横綱に向けられた。「しっかりついていく。終盤当たるまで負けられない」と、初優勝へ闘志をむき出しにした。兄弟子・稀勢の里の横綱土俵入りでは、漫画「北斗の拳」の三つぞろいの化粧まわしに注目が集まった。太刀持ちの高安は主人公ケンシロウ。追い続ける稀勢の里ラオウを超え、主役獲りだ。