ここから本文です

さいたま市長選21日投開票 県都の未来問う選挙、投票率の低下懸念

5/21(日) 3:40配信

埼玉新聞

 任期満了に伴う埼玉県のさいたま市長選は21日投開票される。2期8年の実績を強調する現職に、大型イベント開催などを批判する新人2氏が挑んだ。少子高齢化の進展に備え、「県都の未来」をどう描くかが問われる選挙。3候補は最終日の20日、市内各所で「最後の訴え」に声をからした。現職と自公推薦候補の対決が鮮明だった前回2013年に比べ、争点の議論が深まらず、投票率の低下を懸念する声も上がる。

 立候補しているのは届け出順に、元衆院議員の中森福代氏(67)、さいたま地区労働組合協議会議長の前島英男氏(64)=共産推薦、3選を目指す清水勇人氏(55)の無所属3人。

 中森氏は午後7時半から、武蔵浦和駅東口でマイク収め。「税金をイベントに使うのか、市民の暮らしに使うのか、二者択一の選挙。市民のための市政に変えていこう」と声高に訴えた。

 前島氏は午後7時半から浦和駅東口で締めくくり。「大型イベント開催は税金の無駄遣い。本当に困っている人のために使い、市民の声を聞く市政を実現しよう」と支持を呼び掛けた。

 清水氏は午後6時半から大宮駅西口で打ち上げた。「人口減少前の“運命の10年”を誰に託すのかを決める大事な選挙。子どもたちに夢と希望を与えられる都市をつくっていこう」と支持を訴えた。

 熱戦を展開してきた3氏だが、各陣営関係者から投票率の低下を懸念する声が上がる。前回の投票率は過去最低の37・98%だった。

 投票率について、中森氏は「40%はほしい」と期待する。前島氏は「手応えは感じたが、手を振ってくれた数がどのくらい票に結び付くのか分からない」と話す。清水氏は「前回を上回ってほしい。最低でも30%」と述べた。

 市選管によると、20日までの期日前投票者数は7万4432人で前回の1・02倍。今回、4年前より期日前投票所を3カ所増やすなど、投票アップに取り組んできた市選管は「投票日の21日も天気が良いとの予報なので、投票率も前回を上回ることを期待している」と話している。

 21日は市内10区の242カ所で午前7時から午後8時まで投票が行われ、同8時50分から開票される。結果確定は午後10時20分ごろの見通し。

 有権者数は6日現在、105万6486人(男52万4694人、女53万1792人)。

最終更新:5/21(日) 3:40
埼玉新聞