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ハイテクカンニング、警察出動……世界一「過酷」な中国の大学入試

5/21(日) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

中国では6月初旬、全国大学統一入試、通称「高考」が行われる。2016年には940万人の受験生が挑んだ。

試験会場の写真

大学入試は「一発勝負」であることから、精神的な負担が大きいことで知られ、厳しい批判を引き起こしている。学生たちはとてつもないプレッシャーにさらされ、自殺者も出るほどだが、それも大学合格のためには必要なことだと考えられている。

その強烈なプレッシャーからカンニングに走る受験生もいる。発見し拘束するため、試験会場には警察も待機している。

学生とその家族の奮闘を見てみよう。

学生たちは試験勉強に膨大な時間を費やす。

入試に向け、1日15時間「ロボット」のように勉強することに対して批判を受ける高校もある。彼らには休憩も必要だ。

四川省遂寧にある病院。酸素吸入しながら化学の勉強に励む学生たち。

大学入試は、高校入学前から始まっている。こちらは中学生。

試験に必要なのは勉強だけではない。このトラスト・フォールのような、プレッシャー克服のためのアクティビティに、生徒、教師ともに参加する。

合格祈願のお守りに学校から配布された5元(約80円)紙幣2枚を掲げる、河北省の学校の生徒たち。

試験が近づくにつれ、状況はヒートアップする。願書提出に殺到する人々を押さえつける警察。

試験当日、学校から試験会場まで道を作って受験生を先導するパトカー。

応援のため通りを埋め尽くす、家族や友人。

大学入試の競争は激しく、その後の人生を左右すると考えられている。当局は過去10年にわたり、試験中のカンニングを厳重に取り締まると言い続けている。

警察が押収した、ペン型のカメラ(左から2番目)と消しゴム型の受信機。

カメラ付き眼鏡や硬貨型の小型受信機も。

四川省の成都では、手の込んだカンニンググッズも発見された。

教育部によると、不正行為を犯した学生は、1年~3年の入学資格はく奪処分を受ける。押収された携帯電話と受信機の数々。

試験会場に入るとすぐに試験開始。主な試験科目は、英語、数学、国語。東莞大学で英語を受験する学生たち。

いかなる不正も見逃すまいとモニターで受験生を監視する四川省遂寧の試験監督官。受験勉強を怠らないよう、教室に監視カメラを設置する高校もある。

2日にわたる約9時間の試験を終え、会場から飛び出す受験生たち。「終わった!」と一安心。

[原文:16 stunning photos of China's insanely stressful college entrance exam process]

(翻訳:Ito Yasuko)

最終更新:5/22(月) 18:48
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