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被害者の無念伝える人型パネル 生前の写真や靴も展示 みどり「生命のメッセージ展」

5/21(日) 6:00配信

上毛新聞

 事件事故の被害者の「人型」を展示し、無念の思いを伝える「生命(いのち)のメッセージ展inわたらせ分校」が、21日に群馬県みどり市大間々町上神梅の旧神梅小で始まるのを前に、設営作業が20日行われた。160人分の人型に、生前の写真や靴、遺族が思いを込めてつづった文章が掲示された。28日まで。

◎「あの時から 時計止まったまま」

 渋川市内の交通事故で命を失った1歳女児の人型には、ぬいぐるみを抱えるあどけない笑顔の写真が飾られた。文章には、対向車が制限速度を大幅に超え、スピンし、車線をはみ出してきたとの説明とともに、「私たち家族は、あの時から時間が止まっています」「事故のない社会を願う毎日です」と父母の言葉が添えられている。

 暴走族に刺された少年、飲酒運転の車と正面衝突して亡くなった女子学生3人の人型も並び、悲惨な事件事故の犠牲になった無念さがにじむ。

 遺族らでつくる実行委員会などが主催。設営のボランティアを呼び掛けたところ、15人が集まった。作業を終えた桐生市相生町の台善之さんは「故人と遺族の無念が伝わってくる」と話した。

 午前10時~午後5時(28日は3時)。27日まで毎日午後2時半から交通事故遺族をモデルにした映画「ゼロからの風」を上映する。

最終更新:5/21(日) 6:56
上毛新聞