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初夏の陽光 輝く田んぼ SLがゆく 福島県・会津盆地

5/21(日) 7:01配信

日本農業新聞

 田植えシーズンを迎えた福島県・会津盆地の水田地帯を20日、蒸気機関車(SL)が客車を引いて駆け抜けた。

 列車はJR東日本の臨時列車「SL只見線新緑号」。家族連れら約250人を乗せ、会津若松と会津川口の両駅間60キロを約2時間半で結んだ。

 JR只見線が通る同盆地は「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」、同県が開発した新品種「天のつぶ」などの生産が盛んな米どころ。天候に恵まれたこの日、列車は水面が輝く田の間を縫うように、時折大きな汽笛を響かせながら力強く疾走した。

 列車を望む会津美里町の蓋沼森林公園では、同町で「コシヒカリ」を作る米農家、佐々木賢一さん(69)が熱心に写真を撮影していた。「きょうは日本の原風景が再現される貴重な日。撮り鉄(鉄道写真愛好家)の私は、そわそわしてしまい早めに田植えを終えた」とうれしそうだった。列車は1日1往復で、21日も走る。(江口和裕)

日本農業新聞

最終更新:5/21(日) 7:01
日本農業新聞