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岡山・倉敷市に水素ステーション完成 燃料電池車への供給拠点

5/21(日) 23:15配信

山陽新聞デジタル

 岡山県倉敷市が、次世代エネルギーとして注目される水素を燃料電池車(FCV)に供給する拠点として整備していた水素ステーションが完成。21日、設置した市環境交流スクエア(同市水島東千鳥町)で披露式典を行った。市によると、水素ステーションの整備は県内で初めて。

 水素製造装置を備えた「スマート水素ステーション」(SHS)を同スクエア駐車場内の約40平方メートルに設けた。既設の太陽光発電パネルで作った電力で水を電気分解、1日当たり1・5キログラムの水素を製造する。貯蔵タンクはFCV3、4台分のフル充填(じゅうてん)に相当する19キログラムの保管が可能。総事業費約1億5千万円で、このうち4分の3は環境省の補助金を活用した。

 市は整備に合わせ、5人乗りのFCV1台をリースで導入。SHSとともに環境学習などに役立てる。市企画経営室は「当面は公用車への水素供給専用とするが、一般への開放も検討していきたい」としている。

 式典は関係者ら約50人が出席。伊東香織市長が「ステーションを拠点に最先端のエネルギーである水素の普及促進に取り組む」とあいさつ。高澤哲也・環境省自動車環境対策課長、萩原邦章・岡山経済同友会顧問ら7人とともにテープカットした。

 SHSは環境省が整備を進めており、3月末現在、中四国地方では倉敷市のほか鳥取、徳島市に設置されている。