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世界の行く先を見つめ続けるビル・ゲイツの7つの「予言」

5/21(日) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ビル・ゲイツ氏の肉体は現在にあるが、頭脳は未来を生きている。

億万長者にして慈善活動家でもある彼は、ライフワークとして、コンピュータ、公衆衛生、環境の各分野で未来を予測することに取り組んできた。

ビル・ゲイツの7つの「予言」写真

過去には、スマートフォンやSNSが世界を席巻することを言い当てた。そして最近の「予言」も、的中するかもしれない。

ゲイツ氏が私たちの世界の未来をどのように思い描いているか、以下で紹介していくことにしよう。

バイオテロによって1年足らずのうちに3300万人の命が奪われるだろう。

テロリストが空気感染する病原体を散布する可能性がある。それこそが、世界中の人々の健康に関わる最大の脅威のひとつだとビル・ゲイツ氏は述べた。今年2月にドイツのミュンヘンで開催された会議での発言だ。使用されるとすれば、それは強い感染力を持つ人工合成ウイルスや、通常よりもはるかに高い致死性を持つ新型インフルエンザだという。

「(疫学者たちの間では)今後10~15年以内に世界がこうした疫病の流行を経験する恐れが十分にあると言われている」とゲイツ氏は指摘。病原体によっては、わずか1年間で3300万人の命が奪われかねない。

そのため、ゲイツ氏率いる財団は、世界規模で取り組むべき最優先課題のひとつとして、感染症の封じ込めに役立つワクチン開発の強化を挙げている。

アフリカで食料の完全な自給自足が可能になるだろう。

アフリカの農業生産性は2030年までに50%上昇し、アフリカ大陸全体で自給自足が可能になるだろう ―― これは2015年の「ゲイツレター」と呼ばれる年次書簡の中の予言だ。

現在、サハラ砂漠以南の住民の70%が農業に従事しているにもかかわらず、アフリカ大陸は約500億ドル(約5兆6600億円)相当の食料を毎年輸入している。

「このような皮肉な状況は、農業分野におけるイノベーションによって、今後15年間で解消されるだろう。世界ではより良い肥料や、栄養価が高く、干ばつにも病気にも強い、生産性の高い作物が開発されている。こうした肥料や作物、その他のテクノロジーの恩恵を受けられるようになれば、理論的にはアフリカの農家はその収穫量を2倍に増やすことができる」とゲイツ氏は記した。

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最終更新:5/22(月) 18:53
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