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東京メトロら熊電「青ガエル電車」走らせる 復興応援で工夫

5/21(日) 17:58配信

乗りものニュース

唯一の動ける「青ガエル」を運転

 東京メトロと熊本電鉄、ANA(全日空)が2017年5月13日(土)、元・東急電鉄5000系電車の運転会などを実施しました。5000系は、渋谷駅のハチ公口に保存されている緑色の、「青ガエル」とも呼ばれている電車です。

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 3社が2016年11月から翌年3月まで開催したイベント「乗るばい!飛ぶばい!楽しむばい! 東京×熊本スタンプラリー」。その賞品のひとつ「熊本電鉄スペシャル体験」として実施されたものです。

 1954(昭和29)年から製造された元・東急5000系「青ガエル」。現在も動ける状態で残っているのは、この熊本電鉄に残る1両のみ(営業運転には使用されていません)。およそ20名の当選者が運転席に座り、名車「青ガエル」最後の1両の運転を楽しみました。

スタンプラリーの仕組みを工夫 ある「目的」のために

 いったいなぜ東京メトロと熊本電鉄、ANAが「青ガエル」の運転イベントを行ったのでしょうか。そもそもなぜ、このような組み合わせでスタンプラリーを行ったのでしょうか。東京メトロによると「2016年の地震で大きな被害を受けた熊本を応援するため」といいます。

 このスタンプラリーにおける目玉商品は、先述の「熊本電鉄スペシャル体験」と、東京メトロの普段は入れない場所へ行ける「東京メトロシークレットツアー」。熊本電鉄のほうに当選した人は、熊本を訪問する動機が生まれます。そして「東京メトロシークレットツアー」は、応募要件が熊本に置かれたスタンプを押し、東京~九州間のANA便に往復搭乗すること。つまり、熊本に行かないと応募できません。

 東京メトロによると、スタンプラリーをこうした仕組みにすることで、いまだ復興途中である熊本に人々が訪れ、そこにお金が落ちるようにしたとのこと。およそ1万1000人がこのスタンプラリーに参加したそうです(「東京ステージ」、もしくは「熊本ステージ」をクリアした人数の合計)。

 ちなみに熊本電鉄では、元・東京メトロ銀座線の01形電車が“第2の人生”を送っており、「熊本電鉄スペシャル体験」では「青ガエル」の運転ほか、01形電車の運転台見学なども行われました(01形は東京メトロ時代、01系という名称)。

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