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【スーパーGT】オートポリス決勝レポートGT300:25号車VivaCが61号車BRZとの接戦を制し優勝

5/21(日) 17:18配信

motorsport.com 日本版

 スーパーGT第3戦オートポリスの決勝レースが行われ、GT300クラスは#25 VivaC 86 MC(松井孝允/山下健太)が#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)との壮絶なトップ争いを制し、0.091秒差で今季初優勝を果たした。

【写真】#25 VivaC 86 MCと最後まで優勝を争った#61 SUBARU BRZ R&D SPORT

 オートポリスは気温22度、路面温度31度。前日の予選時よりも幾分涼しいコンディションでスタート時刻を迎えた。

 ポールポジションの#25 VivaC 86 MC(山下健太)は、順調にスタートしホールショットを決める。ただ、2番手スタートの#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)がぴったりと背後につけた。3番手には、#55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一)が#5 マッハ車検 MC86 GTNET(坂口夏月)を交わし3番手に浮上した。

 GT500のトップが6周目に入ったタイミングで、3台が絡むクラッシュが発生。ピットスタートから追い上げていたGT500クラスの#8 ARTA NSX-GT(小林崇志)が最終コーナー手前でスピンしてしまい、そこに#31 TOYOTA PRIUS apr GT(久保凜太郎)が突っ込んでしまったのだ。これを避けきれず、#18 UPGARAGE BANDOH 86(川端伸太朗)もダメージを受けてしまい、ピットに飛び込んできた。どうやら左のサスペンションにダメージを抱えてしまった模様だ。このクラッシュにより、セーフティカーが出動となった。

 メインストレートで隊列が整えられるなど、セーフティカーランは20分近く続いた。レースはGT500の14周目からレースが再開。GT300クラスのトップを走る#25 VivaC 86 MCはしっかりとクラストップをキープした。

 逃げてギャップを築きたい#25 VivaC 86 MCだが、1秒後方に#61 SUBARU BRZ R&D SPORTが食らいついて離さない。3番手の#55 ARTA BMW M6 GT3はそこから3秒以上遅れ、単独走行となった。

 20周を終え、上位では4番手を走行していた#5 マッハ車検 MC86 GTNETが早めにピットインし、藤波清斗にドライバーチェンジした。

 ハイペースで周回を続けるトップ2はピットインを目前に控えてもテール・トゥ・ノーズ。2台は23周を走り、3番手の#55 ARTA BMW M6 GT3とは10秒以上のギャップを築いた。その後ろ約3秒の4番手には、開幕戦ウイナーの#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)がつけた。

 その#4 グッドスマイル 初音ミク AMGは、27周目にピットインし谷口信輝にステアリングを託した。#25 VivaC 86 MCはその翌周にピットインし、松井孝允が乗ってコースに送り出した。

 #61 SUBARU BRZ R&D SPORTは32周を走行しピットへ。井口卓人がコースに復帰すると、その位置は#25 VivaC 86 MCの松井の前。逆転に成功したかに見えたが、当然タイヤの暖まりには差があり、第2ヘアピンで松井がオーバーテイクを成功させ、ポジションを取り返した。

 34周目にピットインした#55 ARTA BMW M6 GT3(ショーン・ウォーキンショー)も、ピットで#25 VivaC 86 MCの前に出た。ストレートで速いBMW M6 GT3のマシンを、#25 VivaC 86 MCの松井はなかなか攻略できなかった。

 第1スティントを引っ張りトップを走っていたポイントリーダーの#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3は42周を終えようやくピットイン。坪井翔にドライバーチェンジし、10番手でコースに復帰した。

 その直後、セクター3の複合コーナーで膨らんだ#55 ARTA BMW M6 GT3の隙を見逃さず、#25 VivaC 86 MCがついにトップを奪還した。

 #55 ARTA BMW M6 GT3は46周目の1コーナーで周回遅れのマシンと軽く接触。アウト側に膨らんでしまい、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの先行も許してしまった。

 GT500のトップが残り10周を切った段階で、トップの#25 VivaC 86 MCと#61 SUBARU BRZ R&D SPORTは約4秒差となった。

 その差は徐々に縮まり、GT500クラスが残り3周を切る段階になると、その差は2秒以内まで縮まった。

 4番手と好位置を走行していた#11 GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸)は、最終ラップを前に右前のタイヤが外れ、無念のリタイアとなってしまった。

 ファイナルラップの最終セクターに入り、トップ争いは完全にテール・トゥ・ノーズ。#25 VivaC 86 MCの背後にぴったりとつけたまま、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTが最終コーナーを立ち上がった。ストレートで完全に横並びとなった2台だが、わずか0.091秒差で#25 VivaC 86 MCに軍配。結果だけ見ればポール・トゥ・ウィンだが、壮絶なトップ争いを制し勝ち獲った勝利だった。

 3位は#55 ARTA BMW M6 GT3。一時はトップを走る活躍も見せ、表彰台を獲得した。4位は#7 Studie BMW M6(ヨルグ・ミュラー/荒聖治)が9番グリッドから追い上げた。5位には#4 グッドスマイル 初音ミク AMG、6位には#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3が入った。

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