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【Moto3】フランス決勝:半数以上転倒でレースやり直し。ミル圧勝。15周目にお日本人同士接触

5/21(日) 19:34配信

motorsport.com 日本版

 24周の予定で始まったMotoGPフランスGPのMoto3クラス決勝レースは、大混乱のレースとなった。

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 ポールポジションからスタートしたホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)がターン1にホールショットを決めるが、4番手から素晴らしいスタートを見せたロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)がすぐに追いつき、ターン3でオーバーテイク。一気に首位に浮上する。

 続くターン4で、4台のマシンが関与するクラッシュが発生。鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)、ヤコブ・コーンフェイル(Peugeot MC Saxoprint)、アダム・ノルディン(SIC Racing Team)、ロレンソ・ダラ・ポルタ(Aspar Mahindra Moto3)らがこれで転倒してしまった。

 フェナティとマルティンは激しくポジションを争いながら、2周目に入っていくが、ここで衝撃的なシーンが展開される。ターン6でマシンが次から次へと転倒。首位を争うフェナティとマルティンも例外ではなく、半数以上のマシンが路面に”タイヤ”を取られてしまい、アウト側のグラベルはバイクの墓場のようになってしまった。

 どうやら、1周目ターン4での転倒から復帰したマシンがオイルをコース上に撒いてしまったようで、各ライダーはこれに乗って滑ってしまったとみられる。

 コースにはこの事故により赤旗が掲示され、レースが一時中断。転倒したマシンはこの間にガレージに戻り、一斉に修復作業を受けた。

 オイルが漏れていたのは6コーナーだけではなく、ほぼ1周にわたって処理作業が行われた。このため30分以上もの中断を経て、レースやり直し。距離が16周に減算された後、当初のグリッドポジションからリスタートすることになった。

 リスタートでもマルティンがホールショットを奪い、フェナティがやはり2番手に上がる。マルティンは今度はターン3もしっかり守り、先頭で1周目を走りきる。

 3番手に上がっていたニッコロ・アントネッリ(Red Bull KTM Ajo)は、再開1周目のターン13で転倒。最後尾まで下がってしまう。

 2周目にフェナティがマルティンをパスして首位に浮上。スタートを失敗し、13番手付近まで下がっていたファン・ミル(Leopard Racing)は3周目までに10台を抜き3番手まで復帰。さらに4周目に2番手のマルティンがハイサイドを起こして転倒したことで、ミルは労せずして2番手に上がる。

 予選が振るわなかったアロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)は、6周目までに3番手まで浮上。表彰台圏内までたどり着いた。

 8周目のターン7で、なんと先頭を走っていたフェナティが転倒。ミルはまたしても労せずして、首位の座を手に入れた。これでミルは、2番手以下を3秒引き離して先頭を一人旅状態となる。

 2番手争いは10台のマシンにより熾烈な接戦が繰り広げられる。カネットがこの集団の先頭に立つも、ダレン・ビンダー(Platinum Bay Real Estate)やマルコス・ラミレス(Platinum Bay Real Estate)らに競り掛けられ、逃げていくことができないばかりか、完全に集団に取り込まれ、9番手付近までポジションを落としてしまう。

 2番手争いはレース終盤までファビオ・ディ・ギアンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)がリードしていたが、最終ラップでコースオフ。さらに2番手だったビンダーが転倒したことで、カネットが大逆転で2番手に浮上した。

 結局、ミルが独走でトップチェッカー。今季3勝目を挙げ、ランキングでもトップに浮上した。カネットは、ミルに4.252秒の差をつけられた2位。3位にはディ・ギアンアントニオが入った。

 鳥羽海渡(Honda Team Asia)と鈴木竜生は、終盤まで14番手と15番手を走っていたが、15周目のターン10で両者接触。リタイアに終わっている。佐々木歩夢(SIC Racing Team)は19位に終わった。