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【スーパーGT】優勝した36号車、中嶋一貴「1号車との接触は残念。でも、どうしようもなかった」/第3戦オートポリス

5/21(日) 19:59配信

motorsport.com 日本版

 スーパーGT第3戦がオートポリスで行われ、7番グリッドスタートの#36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)が優勝を飾った。

【写真】今季初優勝した#36 au TOM’S LC500

 スタートを担当したロシターは、レースを存分に楽しんだようだ。

「イベントが盛り沢山な週末だった。予選の結果、レース序盤は37号車(KeePer TOM’S LC500)と6号車(WAKO’S 4CR LC500)に詰まってしまったけど、セーフティカーの後が勝負だと思った」と、彼はレース序盤について振り返った。

「レクサス同士だから、慎重にいかなくてはならず、難しかった。まず6号車を追い抜くことができ、それから、彼らには悪いけど37号車も簡単に追い越すことができた」

「今日を振り返ると、ずっと”アタック・クレイジーモード”だった。とにかくアタックしていけるところまで行きたいなと思っていたし、本当に楽しかった。クルマにもすごくスピードがあったし、運も味方についていると思っていたので、それを思う存分活かしてエンジョイできた」

「暫定トップに立って、ピットストップまでにギャップを作るというのが僕の仕事だったしそれを達成できて満足だ」

 一方の中嶋は、予選でのミスを悔いているようだった。

「予選で余計なミスをしてしまったので、今回ばかりは心が折れかけました」と中嶋は語った。

 レクサス勢の中では比較的ハンデウエイトが軽い#36 au TOM’S LC500。中嶋はそのポテンシャルに自信を持っていたが、ロシターの走りには驚かされたと語った。

「ジェームスが本当に良いスティントを見せてくれました。上がっていけるだろうとはある程度思っていましたけど、まさかトップでバトンを受けるところまで来るとは正直思っていなかったので、今日のレースはそこに尽きると思います」

「(中嶋が担当した)2スティント目はタイヤに未知数なところがあったんですけど、ペース的には悪くなかったです。トラフィックの引っ掛かり方が悪くて1号車(DENSO KOBELCO SARD LC500)に追いつかれましたけど、それ以外は問題なく推移していたので予定通りでした」

 レース終盤、トップを走っていた#36 au TOM’S LC500に平手晃平が駆る#1 DENSO KOBELCO SARD LC500が急接近。残り14周の時点で、両者が接触してしまうというまさかの展開になってしまった。

 接触の状況について、中嶋は「同じレクサス同士ということもあるので残念ではありますけど、こちら側としてはどうしようもない状況でした。その後はダメージもあって中々気を遣いましたけど、とりあえずトップでクルマをゴールに運ぶことができて、ホッとしています」と説明した。

 相方のロシターも、スペースが全くない状況で接触したことを考え、レーシングアクシデントだと確信していたという。

 スーパーGTでの次のレースは、7月末のスポーツランドSUGO。6月は、そのSUGOと鈴鹿でのテストが行われる。

 中嶋は世界耐久選手権(WEC)にも参戦しており、世界3大レースである「ル・マン24時間レース」を戦うため、SUGOのテストは欠席となるが「自分としては反省点の方が多いレースでした。僕自身行けませんけどテストもありますし、クルマも違った状態でのレースになると思うので、次の菅生に向けてアジャストしていきたいなと思います」と気を引き締めた。

 ロシターは「ル・マン24時間を見てテストに臨むよ。一貴選手にトヨタの優勝を獲得して欲しいので応援する。テストで一番良いタイヤを選んで次の菅生に向かいたいと思っている」と、テストに向けての意気込みを語った。

松本和己