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【MotoGP】フランスGP決勝:最終周、ロッシがまさか転倒で、ビニャーレス優勝。地元ザルコ大健闘の2位

5/21(日) 22:06配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第5戦フランスGPの決勝がル・マンで行われ、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスが優勝を果たした。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは最終ラップでまさかの転倒を喫した。

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 28周で争われたフランスGP決勝。ポールポジションスタートのビニャーレスは、素晴らしい蹴り出しで先頭のポジションをキープしていった。同じくヤマハのロッシは、蹴り出しこそ良かったものの、その後の加速は伸びず、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)にも先行され4番手まで落としてしまった。

 ただ、最初の勝負どころであるターン3に先頭で入って行ったのは、テック3ヤマハのルーキー、ヨハン・ザルコだった。ザルコにとっては母国グランプリ。先頭に立ったザルコには、サーキット中から大声援が送られた。

 ロッシは1周目のうちにマルケスを抜き返し、3番手に浮上した。

 ザルコは前後共にソフトタイヤを履いており、レース序盤からハイペースで飛ばしていった。対するヤマハ2台は、前後共にミディアムタイヤを選択。マルケスもミディアムタイヤを選んだ。

 7周目のターン3で、ビニャーレスがザルコを捉え、首位に浮上する。ただ、抜かれたザルコも懸命にビニャーレスに食らいついていく。トップ~4番手までは等間隔で1パックの状態。さらにその後方から、5番手カル・クラッチロー(LCRホンダ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)らも近づいてくる。

 ペドロサはクラッチローとドヴィツィオーゾを交わして5番手に浮上し、マルケスとの差を詰めていく。これにより、ヤマハ勢3台とホンダ勢2台の先頭集団となっていった。

 18周目、4番手を走っていたマルケスが、ターン2で激しく転倒。ターン3アウト側のグラベルまで飛んで行ってしまった。マルケスはコースに復帰しようとするが、エンジンはかからず、リタイアとなった。

 21周目、ビニャーレスは最速タイムを叩き出し、ザルコとの差を広げ始めた。その後方からはロッシもプレッシャーをかけていき、23周目のターン3でオーバーテイク。ヤマハ・ワークスの2台がトップ2を占めた。

 ザルコを抜いたロッシは一気にペースを上げ、ビニャーレスとの差を急速に縮め始めた。そして26周目のターン3で、ビニャーレスのインに飛び込み、オーバーテイクを完了。ついに先頭に躍り出た。

 ロッシはビニャーレスを引き離しにかかるが、ビニャーレスも必死に食らいついていく。ザルコは、このふたりの争いについていくことはできなかった。

 しかし最終ラップのターン8でロッシがミス! 大きくアウト側に膨らんでしまった。この隙を逃さず、ビニャーレスが先頭を奪い返す。ロッシはそれでも諦めず、ビニャーレスを攻め続けていくが……まさかの転倒を喫してしまった。

 ビニャーレスはそのままチェッカーフラッグまで走り切り優勝。ザルコは2位でフィニッシュした。ペドロサは追い上げに追い上げ、3位表彰台を獲得した。

 ロッシはなんとかエンジンをかけ、フィニッシュを目指そうとするが、無情にもエンジンは再始動せず。リタイアをせざるを得なかった。ロッシはがっくりを頭を垂れた。