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【スーパーGT】最後尾から驚異の追い上げ見せた塚越広大「単独で走ったら一番良かった」/オートポリス決勝

5/21(日) 22:30配信

motorsport.com 日本版

 オートポリスで行われたスーパーGT第3戦決勝。ホンダNSX-GT勢公式練習の走り出しから好調さをアピールしていた。決勝でその最上位である2位を獲得したのは、予選でのクラッシュから見事な追い上げをみせた#17 KEIHIN NSX-GTだった。

 今週末ラップタイムだけで見れば#100 RAYBRIG NSX-GTも好調だったが、#17 KEIHIN NSX-GTもポールポジション候補の一角と目されるほどの走りを披露していた。

 ところが、予選Q1で小暮卓史がコース中盤の100Rでコースオフしクラッシュ。マシンにも大きなダメージが及び、チームは深夜まで修復作業に取り掛かっていた。

 決勝では、タイヤ交換を行なったためピットスタート。全体の最後尾から追い上げることになったが、序盤にセーフティカーが入った影響でGT500クラスのライバルとの差が急接近。そこから怒涛の追い上げが始まった。

 23周終わりと早いタイミングでピットを終えると、後半スティントを担当した塚越広大が安定したペースで走行。着実に順位を上げ、45周目には4番手へ。その後、51周目に#1 DENSO KOBELCO LC500がアクシデントでリタイアしたことにより、3番手に順位を上げると、#100 RAYBRIG NSX-GTを駆る伊沢拓也と激しいバトルを披露。53周目の3コーナーでサイド・バイ・サイドの激闘の末、2番手を手に入れた。

 塚越は、マシンパフォーマンスが良かったことが、この快進撃につながったという。

「クルマの調子が本当に良かったので単独で走ったら、今回1番良かったんじゃないかと思います。ただバトルになると、相手のペースを考えながらいかなければいけないし、なかなか隙を見せてくれないんですけど、ワンチャンスを生かさなければならないです」

「今回はこれだけ自由にクルマを操れるほど調子が良かったので、順位を上げてくることができたと思います」

 また序盤のセーフティカーも彼らに大きく味方したとのこと。

「セーフティカーが大きかったですね。あれがなかったら、クルマがいくら速くても追いつけなかったと思うので、そういう意味では今日は流れが良かったかもしれません」と振り返っていた。

 しかし、ペースが良かったことが逆に多くの燃料を消費してしまったことにつながってしまう。残り1周になってガス欠状態になり、特に上りの後半セクションでは、著しくパワーダウン。伊沢をはじめ、3番手争いの集団に追いつかれたが、最後はなんとか持ちこたえ、2位のままでフィニッシュした。

「予想よりもペースが速くて、燃料もたくさん使っていたみたいで、残り1周の時にはペースが落ちてしまい、最終コーナーでは全然加速できていませんでした。本当にギリギリでしたね」

 今回、ホンダ勢では#100 RAYBRIG NSX-GTにばかりスポットライトが当たっていたが、終わってみれば「弾丸ボーイ」と言われていた塚越らしい走りが光り、ホンダ勢最上位を獲得。次のSUGOラウンドがますます楽しみになるリザルトとなった。

吉田知弘

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