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城ケ島、ソラマメでPR 幻の在来種 料理コンテスト

5/21(日) 10:45配信

カナロコ by 神奈川新聞

 神奈川県三浦市の城ケ島特有の伝統野菜「城ケ島ソラマメ」を使った料理コンテストが20日、城ケ島区民センターで開かれた。食材として活用することで、新たな観光資源を生み出そうとする試み。関係者は今後、生産体制の整備やブランド化に向けて、継続的に取り組む。

【写真】「幻のソラマメ」収穫作業

 三浦半島の地域振興を後押しする三浦半島地域活性化協議会の主催。島の住民組織、観光協会、漁業協同組合などでつくる城ケ島活性化協議会と、在来品種の作物を守り育てる市民団体「城ケ島野菜をつなぐ会」が共催した。

 城ケ島ソラマメ(通称五月豆)は島で代々栽培されてきた在来品種で、小ぶりのさや、濃厚な味、強い甘みが特徴。生産量がわずかなため市場に出回らず、“幻のソラマメ”といわれている。耕作者の高齢化で途絶える危機にあり、コンテスト開催はソラマメ栽培を次世代につなげる狙いもある。

 ソラマメはつなぐ会が提供。かき揚げやコロッケ、パン、水ようかん、ずんだ餅など、島内外の9団体・個人からアイデアをこらした13品が出された。

 審査の結果、城ケ島京急ホテルの「ソラマメプリン&くずもち」が最優秀賞に輝いた。直田正範支配人は「素晴らしい作品の中から選んでもらえて光栄。量や季節の問題はあるが、ホテルで提供できるか検討したい」と話していた。

 島の人たちと三浦半島地域活性化協議会メンバーは、ソラマメの収穫作業や料理を一緒に味わいながら、交流を深めた。

 島で栽培される在来品種はソラマメのほか、草ネギ、正月菜、サトイモなどがある。城ケ島観光協会の青木良勝会長は「コンテストのおかげで、ソラマメ料理の幅が広がった。固有種の島の野菜はほかにも多くあり、観光資源にしたい」と意欲的だった。