ここから本文です

早起きのプロ、現役漁師のモーニングコールサービス。アートディレクターに聞く、画期的なこの企画の狙いは……!?/宮城

5/21(日) 15:32配信

Webマガジン コロカル

コロカルニュースvol.2092

■宮城県石巻市のフィッシャーマン・ジャパン考案の画期的サービス〈FISHERMAN CALL〉

【写真で見る】早起きのプロ、現役漁師のモーニングコールサービス〈FISHERMAN CALL〉。画期的なこの企画の狙いは……!?/宮城

“漁業をかっこよく”をコンセプトに、海に関わる仕事のひとたちで結成された宮城県石巻市の〈フィッシャーマン・ジャパン〉。
(コロカルでの紹介記事は、【関連記事】三陸から始まる1000人の“フィッシャーマン”をつくるプロジェクト)

漁師さんといえば早起き、というわけで、早朝から海で働く漁師さんが、電話で起こしてくれる画期的なモーニングコールサービス〈FISHERMAN CALL〉を考案! 石巻市が主催となり、スタートしました。

これはWebサイトから石巻市の個性豊かな漁師さんたちを選んで、実際に電話をかけてもらうもの。いわば“早起きのプロ”である漁師さんが、日本の朝に弱い若者たちを電話で起こしてくれます。このサービスで、漁師と若者の交流機会を増やすことも狙っているのだそう。2017年5月10日より31日まで期間限定で申し込みを受け付けています。

いったいなぜ、このサービスを始めたのでしょうか……!? フィッシャーマン・ジャパンさんに聞いてみたところ、アートディレクターの安達日向子さんがお答えくださいました。

ー サービス開始からネットで大きな話題になっていますね。このサービスを始めた理由は?

フィッシャーマン・ジャパンは、石巻市と宮城県漁協と、水産業の未来のために、漁業の担い手育成事業に取り組んでいます。漁師を増やすためにはどうすればいいか?と、考える中で、日常生活において若者と漁師の接点がほとんどないことに着目し、若者と漁師がダイレクトに交流し、漁師に興味をもつ機会を増やそうと考えました。

ー 早起きに着目したのが新しいですね。

世の中では「朝活」「エクストリーム出社」という言葉が広がっているようですが、我々漁師にとっては早起きは当たり前です。早起きしないと食っていけません。そこでふと、「早起きが当たり前」ということは、漁師ならではの強みなのではないか?と思いつきました。

そんな漁師の武器を生かして、朝に弱い若者の早起きをサポートすることで、今までになかった漁師と若者の交流機会を増やせるのでは?そんなことを考え、このサービスを立ち上げました。大学生をターゲットに設定し、話題となるコンテンツを通して、まずは水産業、漁師に興味をもってもらうことを入り口としています。

ー どんな反響がありましたか?

ネットでの反響が大きく、「面白い」「気持ちよく起こしてくれそう」といったポジティブな感想が多いです。ただ、漁師になる男性だけに興味をもってもらいたいわけではありません。漁業の現場においても女性の存在なしでは漁師はやっていけない。結局生業を支えているのは女性です(実はフィッシャーマン・ジャパンのロゴにはそういう思いで女性のマークが隠されています)。

そして、一般的には消費の接点も女性からはじまることが多く、女性にもっと海を、漁師を、海産物を知ってもらう(思い出してもらう)ことが、島国日本の大事な食文化である魚食の復活、そして漁業を元気にすることにつながると思ってます。

ー Webサイトも映像もスタイリッシュなので、若い女性にも興味を持ってもらえそうですね。

「朝から漁師に起こしてもらったら恋に落ちそう」という反応がネットで出たりもしているので、あわよくば漁師のお嫁さんも募集しちゃいたいです!

1/2ページ