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「ヲタトゥー」が新たな伝統になる? アニメ×刺青のディープな魅力

5/26(金) 7:00配信

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 アニメやマンガ、ゲームなどを題材にした「ヲタトゥー」が人気です。タトゥーに対して威圧感や恐怖感を抱く人も、これなら怖くない? 知られざるヲタトゥーの魅力を、米国出身の彫り師で、日本の刺青を海外に紹介した洋書『JAPANESE TATTOOS』の共著者でもある彫紅さんに聞きました。(朝日新聞デジタル編集部・神庭亮介)

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インスタ18万人超えの彫り師も

 ――そもそも「ヲタトゥー」の定義とは。

 ヲタトゥーで扱う絵柄のメインは日本のアニメやマンガ、ゲームです。日本発のオタクカルチャーですが、最近は米国やメキシコにもヲタトゥーの彫り師がいて、なかにはインスタグラムのフォロワーが18万人を超える人もいます。

 10年以上前からアニメ的な絵を彫る彫り師はいましたが、「ヲタトゥー」という呼び名が定着したのは2010年代以降だと思います。雑誌で特集されるようになり、新しいムーブメントとして広がっていきました。「痛トゥー」という言い方もありますけど、タトゥーはある意味全部痛いですからね(笑)。

 ――ヲタトゥーを入れているのはどんな人たちですか。

 20~30代が中心で、男女比はほぼ半々。女性の方が少し多いぐらいかもしれません。日本を訪れた外国人観光客が、「おみやげ」として入れていくパターンも増えているようです。彫り師たちがインスタやツイッターに作品を投稿しているので、それを見てヲタトゥーを知る若者も多いですね。

 それぞれの人にヲタトゥーを入れる理由、ストーリーがあります。「昔から大好きなアニメで、このキャラクターを愛している」という人もいれば、プロのゲーマーで「自分がよく使うキャラクターを入れた」という人も。既存のキャラクターばかりでなく、髪形やメガネなど、自分の特徴に似せたオリジナルのキャラを入れる人もいます。

オラオラ系の人、あまりいない

 ――特に人気のあるキャラクターは。

 日本のアニメやマンガの数はハンパないですから、特定の名前を挙げるのは難しいです。キャラクターは星の数ほどいますし、世代や人によって好みも違う。感覚的には1980~90年代の作品が多いような気もします。

 彫り師の側も作品のことをある程度理解してないと、うまくニュアンスを出せません。知らないキャラクターについて頼まれた時は、彫る前にアニメを何話か見て研究することもあるそうです。

 ――アニメのキャラを身体に彫り込んで、後悔することはありませんか。

 単に「流行りだから」という理由で入れる人はいませんし、よくよく考えて決める人がほとんどだと思います。ある作品を見て、「美しい」「私も入れたい」と感じても、そこから実際に入れるまでには時間が必要です。毎日毎日じっくりと考え、彫り師と相談を重ねたうえで入れているのではないでしょうか。

 ――日本では、タトゥーに対して「怖い」というイメージを持つ人も多いです。
 
 いまのタトゥーは若者の文化で、オラオラ系はあまりいませんよ。彫る側も彫られる側もオタク系の人が結構いますし。

 米国でも80年代にはヤク中のバイカー・ギャングが入れているようなイメージがありましたが、90年代以降はロックスターも入れるようになり、若者たちに広がりました。最近は職場でもOKになってきていて、アートとして認められています。

 日本の場合は、いまだにヤクザ、Vシネマ的なステレオタイプで止まってますね。あるいは「外国人のすること」と思われているのかもしれません。

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最終更新:5/26(金) 7:00
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