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県内16年度 自動車税期限内納付率、77・5%全国届かず

5/22(月) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

軽乗用車を除く県内ナンバーを付けた車に掛かる自動車税について、納付率は年々上がっているものの、全国平均に届いていないことが21日までに、県のまとめで分かった。2016年度の期限内納付率は77・5%で、全国平均を2・2ポイント下回り全国31位だった。県は今月末の納期を前に、街頭キャンペーンや企業訪問、商業施設での啓発などを通して期限内の納付を呼び掛け、全国平均並みの納付率を目指している。

県税務課によると、自動車税の納付期限は県税条例で定められ、本県は5月31日。対象車両は約138万台に上る。期限を過ぎると延滞金の対象となり、支払いが滞り続けると財産調査の上で預金や車が差し押さえられる場合がある。

期限内納付率は年々上昇しており、東日本大震災の影響で納期を1カ月延長した11年度は78・3%(全国12位)だったが、12年度以降は70%台前半から70%台後半まで上昇。ただ、全国順位は30位前後と中位で推移している。

年度末の納付率は11年度の98・8%(全国39位)から15年度は99・4%(同37位)まで上がったが、全国順位は下位にとどまり、全国平均より0・2~0・1ポイント低くなっている。

県は期限内納付が増えることで年度末時点の納付率も底上げされると捉え、対策を強化している。

同課は企業や工場、商業施設など約200事業所を訪問し、従業員への啓発を呼び掛けているほか、路線バスや県内の駅頭などに広告も掲示。23日には、水戸ご当地アイドル(仮)やバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)茨城ロボッツ、サッカーJ2水戸ホーリーホック、水戸市などの協力を得て、夕方からJR水戸駅前で啓発活動を行う。

納付しやすい態勢整備に向け、県は金融機関での口座振替やコンビニ店での納付を可能にしており、15年度からはクレジットカードによる納付を導入。16年度は約半数に当たる47・2%がコンビニ納付を選び、クレジットカード納付も2・1%あった。

支払いが滞っている収入未済額は15年度末時点で累計約11億4300万円に上っており、県は徴収対策にも当たる。13年度からはドアミラーに取り付ける「ミラーズロック」を導入、滞納者の車両に取り付けている。県税務課は「自動車税は最も身近な税で、県政を行うための貴重な財源。期限内にきちんと納めてほしい」としている。 (黒崎哲夫)

茨城新聞社