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学園都市の再構築探る 産業創出目指しシンポ つくば

5/22(月) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

建設から半世紀を迎えた筑波研究学園都市で最新の科学技術やデザインなどを生かした地域づくりを考えようと「学園都市にイノベーティブ・コミュニティを創るシンポジウム」(文部科学省主催)が20日、つくば市竹園の同省研究交流センターで開かれた。「大学・研究機関と地域の横の連携からデザインする」をテーマに、有識者によるパネル討論が行われた。

「学園都市を産業創出の場として再構築する~イノベーティブ・コミュニティーをめざして」と題した討論では、同市の五十嵐立青市長や筑波大助教でメディアアーティストの落合陽一氏、同大芸術系の五十嵐浩也教授らが意見を交わした。五十嵐教授は英国のオックスフォードとつくばを比較し「つくばは車だけで人が歩いていない街になっている。研究をやっているだけではイノベーション(革新)はできない。研究室の周辺にもおしゃれな店舗ができ、歩きたくなる街にデザインしていく必要もある」と指摘した。

文科省の坂本修一産業連携・地域支援課長は「大学、研究機関と産業界が新しい関係を築き、基礎研究の成果を実用化していくことが普通の文化になるように支援していきたい」と述べ、落合氏も「研究には助成ではなく投資が必要だ」と訴えた。

五十嵐市長は新しいまちづくりに触れ「科学研究の先進的なものを社会実装して、市民に使ってもらうための実践をしていく」と強調した。   (綿引正雄)

茨城新聞社