ここから本文です

2試合連続KOの田中にNYメディア「まるで井川慶」

5/22(月) 16:45配信

東スポWeb

【フロリダ州セントピーターズバーグ21日(日本時間22日)発】ヤンキースの田中将大投手(28)は前日のレイズ戦に先発し、3回0/3で6失点で、3敗目(5勝)を喫した。14日(同15日)のアストロズ戦での2回途中8失点に続く、連続KO劇だ。一夜明けたこの日、ヤンキースの地元ニューヨークメディアは右腕への手厳しい報道一色だった。

 初回、先頭打者のディカーソンを2ストライクと追い込みながら、3球目の外角高め速球を左中間へ放り込まれた。1―1の2回は安打と四球で二死一、二塁とされ、9番スークレに左中間へ適時二塁打を許し2失点目。3回も一死後3番ロンゴリアに1ストライクから内角に甘く入ったツーシームを完璧に捉えられ左翼スタンドへ叩き込まれた。

 味方打線が再び3―3の同点としてくれた4回。二塁打と三振振り逃げで無死一、三塁とされるとディカーソンにカウント2―1から内角低め速球を右越え3ラン。さらに連打で無死一、三塁となったところで交代を告げられた。

 2試合連続の炎上。田中は「最近こういう結果しか残せていないので、自己分析していろいろとしゃべったところで言い訳にしかたぶん取られないと思う。今日は特に言うことはないかなと思います」と気落ちした表情で語った。登板間にはフォームの修正や投球板の踏み位置を一塁側から三塁側へ戻すなどいろいろと試みたが、結果は出なかった。

 ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「田中はまるで井川慶のようだった」「アラームが試合早々に鳴り響いた。田中はまたもクラッシュ」「投球フォームの修正や投球板の踏み位置を三塁側に変えた効果は、本人の視界が変わっただけだった」と手厳しい。そして「NO TANAKA、NO CHANCE(田中がダメならチャンスなし)」と非常事態だと強調した。

 ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙(電子版)も「警報を鳴らせ。田中は公式に危機モードだ」。ロスチャイルド投手コーチが試合後に語った「田中はある意味で基本に立ち返る必要があるかもしれない」とのコメントを通じて右腕の状態の深刻さを報じた。同紙は捕手との相性を懸念。田中の防御率は6・56に悪化したが「昨年の防御率が1・94だったサンチェスとのコンビは、今季5試合で12・57。ロマインとは4試合で2・51だ」と指摘した。

 さらにニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「修正にもかかわらず田中はレイズに乱打された」、ニューズデー紙(電子版)は「ヤンキースは田中を危機的状況に置く」と報道。NJ.comは「自己最悪でつらい状況の田中に投手コーチが『シンプルに』と助言」、ヤンキース公式ページも「ヤンキースは田中に『基本に戻れ』と進言」と伝えている。

 この日の田中は、登板翌日でノースロー。デーゲーム前の投手陣練習に不参加でグラウンドにも姿を現さず、屋内での調整に終始した。

 ジラルディ監督は会見で「彼がここに来てからこんなに長くもがいているのはこれが初めてだ」と心配しつつ、「フラストレーションがたまり、あれやこれやと修正を試みてしまうものだと私は思う。こういう時は何が自分を成功させたかに戻ってみよう。私にとってはそれがいつも出発点だ」とアドバイスした。

 次回登板予定は25日(同26日)の本拠地ロイヤルズ戦に決まった。メジャー4年目。背番号19は故障以外で最大の正念場を迎えている。どうはね返すか。

最終更新:5/22(月) 16:45
東スポWeb

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合6/23(金) 13:20