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上田桃子、涙の2年6カ月ぶりV「優勝できなかったらゴルフやめようって」

5/22(月) 6:05配信

デイリースポーツ

 「女子ゴルフ・中京テレビ・ブリヂストン・レディース・最終日」(21日、中京GC石野、パー72)

【写真】あれから2年半…上田桃子、前回の優勝

 1打差2位から出た上田桃子(30)=かんぽ生命=が8バーディー、1ボギーの65で回り、通算16アンダーで、2014年11月の森永レディース以来2年6カ月ぶりの通算12勝目を挙げた。28位からスタートした宮里藍(31)=サントリー=が6連続を含む9バーディー、1ボギーで、この日のベストスコア64を出し、通算11アンダーで6位になった。

 3季ぶりの優勝に、上田の頬を涙が伝った。「昨日の夜は眠れなくて。起きて鏡に向かってパッティングの素振りしたり。でも、熊本のリベンジをしたいというのがプラスに働いた」と吐露した。

 4月に故郷・熊本で行われたKKT杯バンテリン・レディース。2打リードで迎えた最終18番で3パットのボギーをたたいて追い付かれ、プレーオフでは1ホール目に池ポチャで敗れた。

 この日は1打差をつけて18番に臨み、第2打がグリーン奥の池まで転がるかに見えた球がエッジで止まった。「あそこで止まってくれたのも、みなさんの『止まれ!!』の声のおかげ。ここは熊本じゃないかなって思うぐらい応援してもらった」と、ギャラリーに感謝した。

 天国の恩師に届ける勝利でもあった。昨年12月、元プロ野球巨人打撃コーチで王貞治氏に「一本足打法」を指導した荒川博氏(享年86)が死去。物事にあたるには覚悟が必要なことなど、心技体にわたる指導を受けていた上田は「これだけショットでバーディーが取れたのは、荒川先生に教えてもらったから」と感謝の言葉を並べた。

 15年は1勝もできず、16年は賞金ランク35位と不振を極めた。「今年優勝できなかったらゴルフをやめようって決めていた。まだ頑張れる」。30歳の挑戦は続いていく。