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【陸上】ケンブリッジ&サニブラウン 記録だけじゃない“世界との差”

5/22(月) 16:45配信

東スポWeb

 陸上男子短距離のケンブリッジ飛鳥(23=ナイキ)とサニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)が“世界との差”を見せつけられた。

 セイコー・ゴールデングランプリ川崎(21日、川崎市等々力陸上競技場)の男子100メートルで、ケンブリッジは10秒31の2位、サニブラウンは10秒42の4位。日本人初の9秒台どころか、8月の世界選手権(ロンドン)参加標準記録(10秒12)も切れなかった。ケンブリッジは「ちょっと物足りない」。サニブラウンも「集中し切れなかった」と肩を落とした。

 優勝は昨年に続き、リオ五輪銀メダルのジャスティン・ガトリン(35=米国)で10秒28。実力通りの結果とはいえ、平凡なタイムだけに、勝てるチャンスもあったはず。それができなかった原因は本番の走りだけではない。レース前にサブトラックで行ったウオーミングアップにあった。

 黙々と汗を流す日本勢に対し、ガトリンは練習中にも女性スタッフに写真撮影をサービスし、精神的なゆとりをアピール。調整もトラックを走るだけでなく、マッサージや道具を使ったストレッチなど多彩だった。レース後に会場から去る際、最もファンサービスに徹していたのはガトリン。日本勢は完全に主役の座を奪われた。

 ケンブリッジが「中盤(ガトリンに)並んだとき、欲が出て硬くなった」と悔やんだように、ここぞの場面で平常心でいられるかどうかは記録を出すための大きなカギになる。

 ガトリンの背中は近いようで遠い。

最終更新:5/22(月) 16:45
東スポWeb