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【ボクシング】V5井上尚弥 あるぞ夢の山中戦

5/22(月) 16:45配信

東スポWeb

 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(21日、東京・有明コロシアム)は、王者の井上尚弥(24=大橋)が同級2位リカルド・ロドリゲス(27=米国)に3回1分8秒でKO勝ちし、5度目の防衛に成功した。異次元の強さを証明した井上は9月に米国進出が濃厚で、年内に日米を股にかけたビッグマッチ連発プランが浮上している。

 序盤から圧倒的なスピードでコンビネーションを繰り出し試合を支配すると、2回には突然サウスポースタイルにスイッチ。左ストレートをヒットさせるなど進化した多彩な攻撃を披露した。3回の開始直後には強烈な左フックでダウンを奪い一気に畳み掛ける。再び左フックが炸裂すると、挑戦者に立ち上がる力は残っていなかった。

 文句なしの勝利で、戦前からプランが描かれていた9月の米国進出に向けて満点回答。「次に向けていい倒し方ができたと思います。アメリカに向けても、9月にほぼ決まっていると聞いているので、それに向けて頑張ります」と目を輝かせた。

 これまでも浮上しては消滅し、実現に至らなかった米本土上陸。大橋秀行会長(52)は「具体的な話が来ている。防衛戦ですね」と太鼓判を押した。米国では9月16日に3団体統一ミドル級王者、ゲンナジー・ゴロフキン(35=カザフスタン)とサウル・アルバレス(26=メキシコ)の中量級頂上決戦が行われるが、すでにその前後の日程で調整に入っている。

 活動拠点を米国に移すわけではなく、しばらくは日本と交互に試合を行う見込みだが、V6戦は井上にとってスーパーフライ級でのラストマッチになる可能性が高い。試合後に「もっと階級を上げて強豪と戦っていきたいという思いもある。バンタム、スーパーバンタムと視野を広げてやっていきたい」と示唆した。

 大橋会長によれば、下半期の井上は秋に米国進出を果たし、日本ボクシング界恒例の年末決戦では、バンタム級で3階級制覇を狙うプランも浮上しているという。そのバンタム級にはWBC王者の“神の左”山中慎介(34=帝拳)が君臨している。大橋会長は「山中戦に期待? ねえ。俺も期待しちゃう」と、日本を代表する名王者同士のドリームマッチにも言及した。

 異次元の強さで自らの道を切り開いてきたモンスターの夢は広がるばかり。日本の至宝が満を持して、次のステップへと歩みを進める。

最終更新:5/22(月) 16:45
東スポWeb