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【オークス】3歳牝馬の頂点に立ったソウルスターリング 次は天皇賞・秋か秋華賞か?

5/22(月) 22:06配信

東スポWeb

 21日、東京競馬場で行われた3歳牝馬クラシック第2戦・第78回オークス(芝2400メートル)は、1番人気に支持されたソウルスターリング(藤沢和)が優勝。圧倒的な支持を裏切ったGI桜花賞の雪辱を果たし、世代頂点の座に返り咲いた。管理する藤沢和調教師は今回の勝利でJRA重賞100勝目のメモリアルVを達成。怪物フランケルの初年度産駒として早くから注目を集めた天才少女はこの先どこまで輝くのか――その可能性を検証する。

 逃げるフローレスマジックを見る形で好位の2~3番手。折り合いをつけて運んだソウルスターリングとルメールのコンビは、直線に入ってすぐさま抜け出しにかかる。内からモズカッチャンが詰め寄るかに見えたのも一瞬、坂上でひと伸びしてのフィニッシュ。戦前にささやかれた距離不安を吹き飛ばす堂々たる勝ちっぷりは、世代最強を決定付けるものだった。

「フローレスマジックの後ろでリラックスして走れた。ペースもちょうどよかったが、最後の直線の脚も素晴らしかった。今日も追い出してから手前を替えるところがあって、まだ完璧ではないけど、強い競馬をしてタフな面も見せてくれた」と語ったルメールは、ソウルスターリングの強さを自身の手綱で仏GIを3連勝した母スタセリタになぞらえて称賛する。

「2番手から直線で抜け出す勝ち方もスタセリタの仏オークスと同じ。耳と脚がすごく大きくてとても似ている。跳びが大きくて、いいスピードを維持できるところも」

 生産者の社台ファーム代表・吉田照哉氏は「チューリップ賞の時はフケでも勝ったけど、前回(桜花賞)もちょっとあった。いわゆるダラブケ。体がまだ大人になりきれていなかったんだろうけど、今回はうまくフケが片付いて成長していた」と厩舎サイドからは出にくい敗因に言及したが、キャリア唯一の黒星となった桜花賞の最大の敗因は道悪馬場。むしろ、デリケートな弱点がありながら、これだけの戦績で樫の女王に上り詰めたのは底知れぬ強さの証明と言えそうだ。

「向正面に入ったらいい感じで走っていたので大丈夫かなと。直線で1頭になってフワッとしたけど、その後の走りが良かった。直線で右に行きたがったあたりは東京のほうがいいかなって動き」と藤沢和調教師。そのコメントこそ、注目される秋の路線選択のカギとなるものだ。

「昨夏の札幌でデビューして、長い休みは必要ないんだろうけど、阪神にも3回行ったし、2400メートルを走ると疲れも出る」と同師は夏の休養を宣言。秋は東京競馬場で行われるG�天皇賞・秋(10月29日=芝2000メートル)で古馬に挑戦するか、同世代の牝馬が相手になるG�秋華賞(10月15日=京都芝内2000メートル)のどちらかがターゲットになる。栄冠を手に一旦幕を閉じる“ソウルスターリング劇場”。この先どこまで強くなるのか、進化した秋の姿が待ち遠しい。

最終更新:5/22(月) 22:06
東スポWeb

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