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【為替見通し】110円台にまで下落したドル円は戻るのか?

5/22(月) 12:30配信

投信1

先週、ドル円は113円台前半からスタートしたものの、トランプ政権のロシア疑惑浮上で16日から円が買われ、18日には110円台前半にまで円高が進みました。その後、111円台にまで値を戻して週の取引を終えたものの、金融市場はリスクオンからリスクオフに切り替わった感があります。

株式市場と比べ、ロシア疑惑の影響がより大きく生じた為替市場。今週は戻りを試す展開となるかどうかに注目です。

先週の為替動向振り返り

大きな指標発表等がなく無風かと思われた先週の為替市場でしたが、米連邦捜査局(FBI)コミー長官の解任を契機とするロシア疑惑が急浮上。コミー氏の解任自体は先々週の出来事でしたが、その後続々とトランプ政権のロシア疑惑が報じられるようになり、かつてのウォーターゲート事件に倣いロシアゲートと呼ばれるようになっています。

このロシアゲート問題を契機に、16日からドルが下落。ドル円は113円台半ばから一時110円台前半まで3円以上の下落となりました。週末は111円台前半にまで戻しましたが、週初と比べ2円以上下落して取引を終えています。

一方、株式市場は特に米国では17日には大きく下落しましたが、18日、19日には上昇して値を戻すような形となっています。

ドルインデックスが急落、原油(WTI)は50ドルを回復

ドル円を大きく動かしたのは、ドルインデックスの急落です。これまで98ポイント台がサポート&レジスタンス(サポレジ)として機能していましたが、16日に98ポイント台のサポレジを大きく割れて下落。その後も17日、19日と長い陰線を付けて下落し、97ポイント台前半で取引を終了しています。

一方、原油価格(WTI)はサウジアラビアとロシアの間で減産延期の合意がなされたことを契機に上昇を続け、19日には節目価格の50ドル台に到達しました。

また、リスク指標のVIX価格が急騰し、金価格も上昇しています。このように、商品市場等から見ると、フランス大統領選挙の第1回投票後に始まったリスクオンが、先週ついに終了してリスクオフに移ったと判断できそうです。

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最終更新:5/31(水) 9:55
投信1