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中谷美紀が性同一性障害の役で髪を15cmカット 東野圭吾原作『片想い』

5/22(月) 10:15配信

CINRA.NET

『連続ドラマW 東野圭吾「片想い」』が今秋にWOWOWで放送される。

「ジェンダー」を題材にした東野圭吾のミステリー小説『片想い』を映像化する同作は、性同一性障害で現在は男として生きる日浦美月を主人公にした作品。大学時代にアメリカンフットボール部の女子マネージャーだった美月が、同窓会でかつてのエース・西脇哲朗らの前に男の姿で現れ、「オレは、人を殺した」と告白する、というあらすじだ。

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性同一性障害の主人公・美月役を演じるのは中谷美紀。美月はかつて結婚をして子供を授かった過去を持つが、現在は家出をし、「神崎ミツル」の名前で銀座のクラブ「猫目」で働いているというキャラクターだ。

同作への出演にあたって髪を15センチメートル切り、筋力トレーニングを行なったという中谷は「まずは、男らしさを追求しつつも、美月の台詞にもある『どんなにあがいても本物にはなれない』という悲哀を表現できたらと思います。また、美月と同じ悩みを持つ方々がご覧になった際に、ご自身を受け入れ、認めるための後押しとなるような作品になるよう願っています」と意気込みを語っている。

また原作者の東野は中谷ついて「この役を引き受けてくださったというだけで、役者としての魂の強さを感じます」とのコメントを寄せている。

■中谷美紀のコメント
・WOWOWドラマ初主演となる『片想い』に出演が決まった際の感想、脚本を読んだ時の印象
初めて東野圭吾さんの作品を演じさせていただくこととなりましたが、諸手を挙げてというよりは、むしろ大変な役目を背負ってしまい、狼狽しております。
美月という自らの生まれた性別に違和感を抱く人物の生きづらさを丁寧に描きつつ、スリリングなサスペンスでもあり、仲間達の深い友情の物語でもあり、大人のための上質なエンターテインメントとして読み応えがあったと同時に、演じる側としては、大変ハードルの高い作品だったため、恐れおののきました。

・日浦美月を演じるにあたって表現したいこと、チャレンジしたいこと、意気込みなど
まずは、男らしさを追求しつつも、美月の台詞にもある「どんなにあがいても本物にはなれない」という悲哀を表現できたらと思います。
また、美月と同じ悩みを持つ方々がご覧になった際に、ご自身を受け入れ、認めるための後押しとなるような作品になるよう願っています。

・視聴者へのメッセージ
現場で理沙子(美月が恋した女性)を熱い視線で見つめるうちに、もう女性に戻れなくなってしまうのではないかと、少々心配にはなりますが、素晴らしい映像とともに、展開の読めないスリリングなサスペンスをお届けしますので、ぜひご覧いただけましたら嬉しいです。

■東野圭吾のコメント
・『片想い』の映像化が決まった際の気持ちと、ドラマに期待すること
ついにこの小説に挑む人たちが現れたか、と驚きました。
未だに社会が答えを見つけられていない問題。
しっかりと光を当ててくださることを願います。

・中谷美紀が日浦美月を演じることについて
この役を引き受けてくださったというだけで、役者としての魂の強さを感じます。
自由に、大胆に演じてくだされば、それが美月だと思います。

CINRA.NET

最終更新:5/22(月) 10:15
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