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サンエツ金属/押出ライン増設検討/2工場で品質・納期対応強化

5/22(月) 6:01配信

鉄鋼新聞

黄銅棒・線国内最大手のサンエツ金属(本社・富山県砺波市、社長・釣谷宏行氏)は砺波工場と高岡工場での押出ライン増設を検討している。2020年度をめどに線を製造する高岡工場で、その後に棒の主力拠点である砺波工場での増設を目指している。押出ラインの投資金額は両工場合わせて数十億円規模の見通しとなっている。新鋭ラインの増設で生産効率や品質、納期対応力を向上。併せて設備能力を高め昼間に生産を集中させて、夜間勤務をなくす。生産総量は現行水準を維持する。
富山県高岡市の高岡工場では現在押出ラインを1基有しており、約10億円を投じて2基体制とする。機械メーカーと設備を共同設計するとともに、黄銅線の製造ノウハウを入れ込んだ高効率ラインの構築を目指している。併せて現有の押出設備と生産品目の住み分けを図ることで、段取り替えを減らし生産性を高める。釣谷社長は「従来の設備も活用することで、現在の特性に親しんだ顧客にも対応ができる」としている。
砺波市の砺波工場では現在押出ラインを2基有しており、中期的に3基体制にする方針。新ラインは自動化を進めるなどして生産性を追求する。さらに同工場の既存設備だけでなく、新日東工場や同じCKサンエツグループの日本伸銅との生産品目再編を視野に入れた設計となる見通しだ。砺波工場では建屋を含めた投資を検討しており、投資金額は高岡工場分を上回る見込み。同社では「これまで事業提携などで設備能力を増やしてきたが、今後は自ら設備投資を進める取り組みも強化していく」(釣谷社長)方針だ。

最終更新:5/22(月) 6:01
鉄鋼新聞