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三菱製鋼/海外のばね生産拠点/欧州、東南アでも新設検討

5/22(月) 6:01配信

鉄鋼新聞

三菱製鋼の佐藤基行社長は先週19日のIR説明会で2016年度にスタートした中期経営計画の進捗状況を説明した。その中で『ばねのグローバル供給網構築』については「検討中の欧州拠点新設は今夏にも決まるのではないか」との見通しを示すとともに「三菱自動車が強みを持っている東南アジア市場でも拠点新設の検討を始めた」と述べた。
中国では巻きばねに続き、今年4月からスタビライザの生産を開始。メキシコでも今年4月からスタビライザ工場を立ち上げた。
インドでは自動車用巻きばね、スタビライザを生産しているが、今年8月からは建設機械用太巻きばねの新工場が稼働を開始する。北米(米国、カナダ)でも自動車用巻きばねの製造拠点を持っている。欧州、東南アジアが加わることで、ばねのグローバル供給網は一段と拡充される。
また、インドネシアで特殊鋼鋼材を一貫生産するプロジェクトは圧延工場が昨年12月に完成、平鋼の生産を開始しており、素材から板ばねまでの一貫生産モデルが完成した。精整工場も4月に完成したため「8月から丸鋼の販売を開始する」計画だ。
新日鉄住金と連携強化/シナジー拡大で設備投資も
三菱製鋼室蘭特殊鋼では15年から19年までの5年間で130億円のリフレッシュ・戦略投資を進めているが、3月に新日鉄住金との連携強化で合意したことを受け「シナジー効果を拡大するため、連携強化のための投資も計画中」という。
昨年4月に千葉製作所内に技術開発センターを開設したが「研究設備導入を進め、開発スピードを上げる」方針だ。16年度は2億円の投資にとどまったが、17年度は10億円、18年度は14億円を計画しており、3年で26億円投じる。

最終更新:5/22(月) 6:01
鉄鋼新聞