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MotoGPフランスGP:ルーキーのヨハン・ザルコ「僕は多くを学び、楽しんでいる」母国レースで初表彰台を獲得

5/22(月) 17:00配信

motorsport.com 日本版

 フランスGP決勝を3番グリッドからスタートしたテック3ヤマハのヨハン・ザルコは、ターン3でヤマハワークスチームのふたりを抑えて首位に立った。彼はスタートから7周目にマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に交わされるまで、ポジションを維持した。

優勝したビニャーレスと肩を組む新人ザルコ

 その後ザルコはビニャーレスに抜かれ、レース終盤まで2番手を走っていた。しかし23周目にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に先行を許したため3番手に落ちた。ただロッシが最終周でリタイアを喫したため、ザルコは2位に入賞。自身初のMotoGP表彰台獲得した。

 ザルコは、最高峰クラスデビュー戦となった今季開幕戦で首位を走行していたが、転倒したことでリタイアしている。そのため、ル・マンで首位に立った時に、開幕戦での出来事が頭によぎったという。

 母国レースで初めて表彰台に登れたことを喜んだザルコは、ビニャーレスにオーバーテイクされたことで、ペースを維持しやすくなったと語った。

「僕にとって、レースをリードできたことは本当にすごいことだ」

「開幕戦の第1コーナーで良い感触を得たけど、ここでまた同じような機会に巡り会えた」

「レースをリードしている間、カタールでの出来事が頭をよぎった。僕は自分に対し”同じミスをしてくれるなよ”と心の中で言い聞かせた。その後の状況は良くなって、カタールよりもバイクに乗るのが楽だった」

「(ビニャーレスに)追い抜かれた時、彼はとても速かったけど、僕はそれについていくことができた。本当にすごいことだ」

「バレンティーノもとても強くて、最後は交わされてしまった。僕は3番手となったけど、彼がマーベリックと戦い始めた時、こう考えたんだ。ル・マンはタイトなサーキットだから何かが起きるかもしれないってね」

「とにかく僕はハッピーだよ。ここには多くのファンがいる。こんなに自分が強くなったと感じたことはなかった。今僕は様々なことを学び、楽しんでいるよ」

ソフトタイヤに賭ける

 フランスGPでのタイヤ選択において、多くのライダーが少なくとも1本はミディアムタイヤを選択したものの、ザルコは両輪ソフトタイヤを履いて臨んだ。

 ザルコは、彼のタイヤ戦略を成功できた理由として、レース中の気温が低かったことを挙げ、それには”運”の要素もあったことを認めた。

「週末を通して僕はソフトタイヤしか使用していなかった。僕はこの自信を保つためにソフトタイヤで行きたいと思ったんだ」

「決勝日は晴れていて、午前中はかなり日差しが強かった。でもレース中、それほど路面は熱くなかった。それがこのペースを維持するのに役立った」

Jamie Klein