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ダルビッシュ、ピンチで本領 敵将脱帽「走者を出しても為す術がなかった」

5/22(月) 17:37配信

Full-Count

5回105球も2失点で通算51勝目、地元メディア「鋭いスライダーを駆使」

 レンジャーズのダルビッシュ有投手は21日(日本時間22日)、敵地でのタイガース戦で5回5安打7奪三振4四球2失点と粘りの投球を見せた。5イニングで105球という苦しい投球ながら、今季5勝目(2敗)をマーク。レンジャーズは5-2で勝利し、ダルビッシュが投げた試合は6連勝で今季7勝3敗。前日に連勝が「10」で止まっていたが、エースの先発試合ではしっかり勝ち、首位アストロズとのゲーム差を「5.5」に縮めた。

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 ダルビッシュは初回に1点の援護をもらいながら、元同僚キンズラーに先頭打者弾を浴びて同点。しかし、その後の1死満塁のピンチは粘り、カステラノスを投ゴロ、コリンズを右飛に仕留めた。初回だけで31球を投げながら2点目は許さなかった。再び1点リードとなった2回も強打者カブレラに同点打を許したが、後続は断った。

 MLB公式サイトは「1回、2回にそれぞれ失点を許したダルビッシュだが、タイガースにはもっとチャンスがあった」と指摘。キンズラーの先頭打者弾のあと、満塁のピンチを切り抜け、2回もピンチで好調J・D・マルティネスを三振に打ち取ったことに言及した。

 3回は3者凡退に抑えたダルビッシュは、4回も2死一、二塁のピンチを背負いながら、前の打席でタイムリーを浴びたカブレラを二ゴロ。ナポリのソロ弾でレンジャーズが勝ち越した直後の5回は、20球を要しながら3者凡退に仕留め、105球で降板となった。

「苦戦を強いられた」が…「それでも彼は投げ抜いた」

 記事では、「ダルビッシュは5回で4四球を与えたが、鋭いスライダーを駆使して、7奪三振を奪った。キンズラーによる先頭打者本塁打と2回にカブレラが放ったタイムリーによる失点を喫した」と指摘。敵将のオースマス監督は「あの初回以降、走者を出せど彼に対して為す術があまりなかった。初回を除けば、彼にとって真の危機と言える状況はなかった。しかし、良い打席もあり、それが結果として球数を増やすことに繋がり、彼にしては比較的早い段階で降板することになった」と、ダルビッシュを5回で引きずり下ろしたことに手応えを示しながらも、大崩れしなかった粘りの投球には脱帽したという。

 また、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」は「ダルビッシュは苦戦を強いられていたので、打線の援護が必要であった。5回で105球を投げ、四球は4つ与えた。しかし、それでも彼は投げ抜いた、7奪三振を奪い、7残塁を記録した」と評価。「ダルビッシュは及第点、ナポリは素晴らしく、オドーアはスランプがつづているものの、ルクロイは引き続き好調だ」とチーム状態を総括し、バニスター監督が首位追走に向けて「何をやらなければいけないか、という事は分かっている。それを実行していくだけだ」と話したことも紹介している。

 ダルビッシュはこの日、105球を投げてストライクは63球。防御率は2.83となった。大家友和に並んで日本人5位タイとなるメジャー通算51勝目(32敗)。なにより、前日に連勝が10で止まっていたチームの勝ちに貢献し、再スタートを切らせたことが大きい。アストロズとはまだ5.5ゲーム差がついているが、着実に近づいている。自身4連勝、登板時はチームが6連勝と、エース右腕レンジャーズを牽引している。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:5/22(月) 17:54
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