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「慰安婦」合意問題は水面下に…「第3の道」は可能だろうか

5/22(月) 7:00配信

ハンギョレ新聞

ムン・ヒサン特使、金浦空港で 「再協議」言及は自制 安倍首相との面談時も「破棄・再協議は話さず」 韓日両国関係改善のための対話を優先 慰安婦問題が再び水面上に浮上する可能性も

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の日本特使として派遣された共に民主党のムン・ヒサン議員は、韓日関係改善について日本とある程度の共感を形成したが、最も尖鋭な「慰安婦」合意問題は水面下に沈んでいるようだ。

 3泊4日の訪日日程を終えて20日に帰国したムン議員は、金浦(キンポ)空港で「慰安婦」合意再協議が可能なのかという質問に「再協議というよりは未来指向的に賢く克服しようということで合意した」と話した。ムン議員は、安倍晋三首相と会った後の18日にも「慰安婦」合意の再協議ないしは破棄という言及はしなかったと明らかにした。ムン議員は当時「韓国側から(慰安婦合意を)破棄しようというような話はしていない。再交渉しようという話もしなかった」として「慰安婦合意に対して(韓国の国民は)情緒的に受け入れられない。それを直視するよう、そんな風に話した」と話した。

 日本も韓国の大統領選挙前には釜山の日本領事館前の少女像の撤去を要求するなど強硬だったが、特使団との会合で安倍首相は「一昨年の合意履行」を要求する線で終わった。日本のマスコミは、韓日両国が韓国新政府のスタートと共に関係改善をまず模索して、慰安婦問題などで初期から激しく対立することを避けたと報道した。日本経済新聞は、韓国と日本が「(慰安婦問題などの)懸案は封印し、対話を優先視した」と評価した。

 だが、探索期間が過ぎれば、慰安婦問題が再び水面上に浮上する可能性が高い。ムン特使は20日、記者会見で「(安倍首相との面談では)第3の道には言及しなかった」としつつも「(未来指向的に克服しようということが)その道だ」と話した。ムン議員は慰安婦合意の再協議や再確認ではない第3の道を模索することができると話した。彼が「河野談話、村山談話、小渕・金大中(キム・デジュン)宣言などを重視しなければならないという前提で話した」と述べた点などを見れば、日本政府の追加談話発表や安倍首相の謝罪など、補充措置を念頭に置いたものと見られる。

 だが安倍首相は昨年、慰安婦被害者に謝罪の手紙を送る意向があるかとの質問に「毛頭ない」と答えたことがある。韓国が追加措置を要求しても日本が応じるかは未知数だ。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:5/22(月) 7:00
ハンギョレ新聞