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「あんた何様?」「下着は白じゃないと」 沖縄の教職員、ハラスメントの深刻な実態

5/22(月) 6:00配信

沖縄タイムス

 沖教組(沖縄県教職員組合、佐賀裕敏執行委員長)が実施したアンケートで、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントを受けたことがあると答えた小中学校と幼稚園の教職員が164人に上った。回答者1041人の15・8%を占める。パワハラやセクハラについて聞いたり、相談を受けたりしたことがある教職員も237人(22・8%)おり、深刻な実態が浮かび上がった。

「もの言えぬ雰囲気」「 人前で罵倒された」

 調査は3月までに「職場環境改善に向けたアンケート」と題して実施され、本務、臨時、再任用の教職員が回答した。

 ハラスメントを「受けたことがある」「現在受けていると感じる」と答えた164人のうち、100人余がその状況を記述。パワハラに関する訴えが多数寄せられた。

 教員評価システム導入後の「もの言えぬ雰囲気」を指摘する声が複数上がり、ある教職員は意見を述べたところ、「あんた何様?」とはね返され、その後あからさまに無視されたことから、「心理的に緊張が続き、ストレス性の病気を発症した」という。

 「私の評価であなたたちの給与が決まりますと強めの発言を受けた」という教員や、週案を毎週提出しないと「評価を(低い)Eにする」と脅された教員もいた。

 校長らから一方的な叱責(しっせき)を受けた、との訴えも。「何もしていないのにいきなり校長室に呼ばれ、『やる気がなさそうな、ひねくれた顔をしているように見える』と怒鳴られた」「負担の多い業務を多数押し付けられ、他の職員もいる前で『これくらいもできないの』と罵倒された」などの事例があった。

 校長が決定した生徒指導の方針がうまくいかなかったことを「私のせいにされ、おまえのやり方に問題がある」と不満をぶつけられた教員もいた。

 セクハラに関しても、「下着は白じゃないと保護者から悪く見られると言われた」「(酒席で)男性教諭から、お酒をつぐのは当然と要求された」との訴えが寄せられた。

 こうした実情から、中には病休に追い込まれた教職員もいるという。佐賀委員長は「言えずに我慢している人も多いのではないか。行政にはハラスメントの防止に向けて、管理職らを対象にした研修を求めたい」と話した。

最終更新:7/19(水) 10:55
沖縄タイムス

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