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スバル:開発中のEVは既存車種にシステム搭載-安全性能で勝負

5/22(月) 2:00配信

Bloomberg

「スバルの魅力というのが上位概念にあって、それのEVバージョンを選べるようにしたい」--。スバルが2021年に発売予定の電気自動車(EV)について、吉永泰之社長は、最終的には決めていないとしながらも、全く新しいものではなく既存モデルをEV化する考えを示した。

吉永社長は19日の本社でのインタビューで、4月に発表したSUVの新型「XV」を例に挙げ、中国の顧客が購入したい時に環境規制によりEVしか買えないとすると、そのモデルの「EVバージョンがつくりたい」というのがスバルの考え方だと話した。

自動車メーカーでは車の情報化対応や自動運転など次世代技術の開発コストが増大する中、スバルでも今年度の研究開発費を前年度比17%増やし1340億円とする計画を打ち出している。10年度は429億円だったが、15年度に1024億円、16年度には1142億円と、最近は年々増額している。技術開発については選択と集中が必要との方針で、今後最も力を入れて進めるのは電動化としている。

電動化に向けて現在、先行開発の段階で、モーターとバッテリーの調達先について、吉永社長は「候補を絞り込んでいるくらいの段階」とした。決定は1年後くらいの予定で、パナソニックをはじめ、韓国のサムスンなど国内外の企業で検討している。

主要自動車メーカーはEVモデルの開発・投入に力を入れている。背景には、各国が排ガスを出さないゼロエミッション車の普及に向けて規制の強化を進めていることがある。国内最大手のトヨタ自動車はEV開発の社内ベンチャーを立ち上げ、小さな組織で迅速な開発を目指している。スバルでは次世代車の開発に向けて、既に海外部品メーカーと取引が拡大していると吉永社長は明かす。新技術の開発に関しては「相当早い段階」から部品メーカーと協力して進めており、「そうしていかないとこんな変化の激しい時代に間に合わない」と話した。海外の有力部品メーカーも含め、今後各社との付き合いが「とても大事になる」と強調した。

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最終更新:5/22(月) 10:00
Bloomberg

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