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WHA開幕 中国大陸「中国台湾省」と矮小化 総統府「中華民国は主権国家」

5/23(火) 11:36配信

中央社フォーカス台湾

(台北 23日 中央社)世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)が22日、ジュネーブで開幕した。中国大陸が各国の代表団に「中国政府は中国台湾省が今年のWHAに参加すべきでないと決定した」と書かれた文書を送付していたことが同日までに分かった。総統府の黄重諺報道官は同日、「中華民国は主権国家であり、中華人民共和国統治下にある一省ではない」とする立場を表明した。

黄報道官は、中国大陸があらゆる政治的理由を使って2300万の台湾人を国際保健のネットワークから排除していることに対し、政府は受け入れられないと述べ、このような不当な行為は国際社会から支持を失うだけでなく、台湾人の反感をも招くと批判した。

また、民間団体の台湾人がWHAへの入場をいったん拒否されるトラブルも起きた。中華民国医師公会全国連合会秘書長の王必勝氏によると、自身が世界医師会の傍聴証を持って入場しようとしたところ、入場証を没収され、この日は台湾人は入場できないとの通知を受けたという。王氏は世界医師会と外交部(外務省)に連絡し、約40分経ってから入場することができたと話している。他にも入場を拒否された台湾人が数名いた。

台湾は2009年から「中華台北」名義でオブザーバーとしてWHAに参加してきたが、今年は招請を受けなかった。

(呂欣ケイ、唐佩君、戴雅真/編集:楊千慧)