ここから本文です

“左のエース”だ! 巨人・田口 グラウンドでは“気配り男”

5/23(火) 11:03配信

東スポWeb

 巨人が21日のDeNA戦(横浜)に4―0で完勝。貯金を「1」とし、23日から始まる首位・阪神、2位・広島との6連戦に、はずみをつけた。救世主はプロ2度目となる完封勝利で4勝目(1敗)を挙げた田口麗斗投手(21)。その4年目左腕の評価はうなぎ上りで“左のエース”の呼び声が高まっている。

 27個目のアウトを取った若き左腕は、小さく左の拳を握り締めた。この日は制球もキレも抜群で、9回116球を投げて6安打、6奪三振の快投。完封勝利は昨年8月3日の中日戦(ナゴヤドーム)以来2度目で、無四死球での完封は自身初となった。

 申し分ない内容に田口は「100点でいいんじゃないかと思います」とニッコリ。しかも21日現在、防御率1・60で規定投球回に到達し、自軍のエース菅野(同1・78)を抜き去ってリーグトップに躍り出た。

 試合後、由伸監督は「一人できっちり投げ切ってくれた。完封なので言うことはない。投手の柱として、先発の一角として投げてくれている」と田口を絶賛。チーム内では、すでに“左のエース”と認める声が続出している。

 チームスタッフは「田口はロッカールームなどでは静かにしているが、グラウンドに出た瞬間から別人のようにスイッチが入る。腹の底から声を張り上げ、誰彼構わずイジり倒して投手陣の士気を高めようという意識が感じ取れる。やや調子に乗りすぎる部分もあるが、周囲への目配り、気配りができるようになってきている」という。

 例えば、投手陣のノックでエラーする者がいれば、相手が先輩だろうがカミネロらの助っ人だろうが「もう一丁!」と即座にやり直しを命じて場を和ませるなどだ。

 ソフトバンクからFA加入した森福も「(田口が)ああやってくれたおかげで、チームに入りやすい雰囲気を作ってくれた。それは、ありがたかったですね。僕が(2013年の)WBCに出た時の内海さんもそうでしたけど、それと同じようなものを感じる。内海さんを意識している部分もあるんじゃないですか」。

 内海は投手陣のリーダーとして長らく君臨してきたが、この日、出場選手登録を抹消されるなど近年は下降気味。田口は「(絶対的エースの)菅野さんほどの能力はないが、チームの信頼感を勝ち取れるようになっていきたい」と謙虚だが、今後も結果を出し続ければ名実ともに内海に代わる投手陣に不可欠な存在に成長していきそうだ。

最終更新:5/23(火) 11:51
東スポWeb

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合6/23(金) 8:10