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<ピース又吉直樹>初の恋愛小説「劇場」が話題 「2作目が勝負といわれ…」執筆の苦労を語る

5/24(水) 11:00配信

まんたんウェブ

 お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの2015年の芥川賞受賞作「火花」に続く、2作目の小説「劇場」(新潮社)の単行本が11日、初版30万部で出版され、発売1週間で各ランキング1位を獲得、3万部の重版となった。「劇場」は、又吉さんにとって初の恋愛小説で、原稿用紙300枚におよぶ長編。主人公は売れない劇作家の永田で、女優を目指して上京した大学生の沙希と運命的に出会い、やがて恋人となった沙希の部屋で同棲(どうせい)を始める。永田は自らの夢とうまくいかない現実とのはざまで葛藤しつつ、沙希というかけがえのない人を思う気持ちが交錯する切ない青春恋愛小説だ。又吉さんに2作目の執筆のいきさつや苦労などを聞いた。

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 ◇「劇場」の書き出しは「火花」より先にだった

 ――「劇場」は2年ぶりの小説です。この2年という期間についてはどう感じていますか。

 自分では間に1冊、本(2016年6月に新書「夜を乗り越えて」)を出してますし、他にずっと仕事しているので、遅いとは思わないんですけれども、もうちょっと早く出せたらよかったかなとは思いますね。

 ――初めて出した小説「火花」が芥川賞を受賞して、すごく話題になって書きにくさはありましたか。

 それはやっぱり書きづらさの方が大きかったですかね。1作目を読んでいないような人にも「2作目が勝負だ」と言われていましたので、作品の興味というよりは、言葉の雰囲気から、話題になったやつが2作目を書いて、うまくいくのかいかないのかと結果が注目されていると感じられたので。だから、あまりそっちの期待には応えたくないというか、いいものを作って発表できたらいいな、とは思っていました。

 ――2作目のモチーフは1作目より前に作られていたとか。

 最初の60枚くらいは「火花」より先に書いていて。テーマとしてゆっくり順に書きたいなというのがあったので。あとその前にもいろいろ仕事があって、作業に入る時間がない中で60枚だけ短時間で書いて提出して、そして「火花」を書いたので、「劇場」の方がとりかかったのは先ですね。

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最終更新:5/24(水) 11:00
まんたんウェブ