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清宮95号も対戦相手は変則投手ばかり

5/23(火) 16:45配信

東スポWeb

 春季高校野球関東大会は22日、ひたちなか市民球場で準々決勝が行われ、“怪物スラッガー”清宮幸太郎内野手(3年)を擁する早実(東京)は4―8で作新学院(栃木)に敗れた。「3番・一塁」で先発出場した清宮は4打数1安打1打点。5点ビハインドで迎えた8回の第4打席で、歴代単独3位となる高校通算95号のソロ本塁打を放ったものの、チームを勝利に導くことはできなかった。

「序盤に点が取れなかったのが後々響いてきた。守りの面で、もっと楽な試合をしていかないと」と清宮は話したが、「打った瞬間という感じ」と振り返った95号は、またも強烈な一発だった。

 作新学院・篠原の真ん中高めに入った133キロの直球をフルスイングすると、打球はすさまじい速度で右翼席を越え、スタンド最深部に植えられた木に直撃。落下地点が球場フェンスの内側だったため場外弾にこそならなかったものの、推定飛距離130メートルの“認定場外弾”で観客の度肝を抜いた。視察したヤクルトの小川SDも「すごいね。リストが柔らかい。何にしてもホームランを打てるというのは素晴らしい。いいものを見れました」と感嘆の声を漏らした。

 21日の花咲徳栄(埼玉)戦、この日の作新学院戦と、清宮は全国レベルの本格派投手相手にも本塁打を打てることを証明した。一方で、早実関係者はセンバツ以降、ある問題に頭を悩ませている。春季東京大会から今大会までの間、早実が組んだ練習試合14試合のうち6試合でサイドもしくはアンダースローの変則投手が登板してきたことだ。

 ある対戦校の監督は「エースは別にいるが、あえて別の子を使った。清宮くんクラスの打者には、うちのエースじゃ通用しない。センバツの東海大福岡戦の安田くんを見て、変則投手をぶつけたほうが面白いかなと」と、その意図を明かす。

 早実はセンバツ2回戦で東海大福岡(福岡)に8―11で敗れた。清宮は5打数2安打だったが、東海大福岡の右横手投げ・安田(3年)に苦戦。これが引き金になったようで、ある早実OBは「清宮はセンバツが不調だっただけで、別に変則を苦にしていないし、実際、本塁打は量産している。あんまりサイドばかりでは練習にならない。それよりも右の本格派を相手にしたほうが本人のためなんだが…」と渋い表情だ。

 夏の西東京大会まで練習試合などで調整する早実。清宮の仕上がりには対戦投手もカギになる?

最終更新:5/23(火) 16:45
東スポWeb

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