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【日本ダービー】藤沢和調教師 オークス制覇の次はレイデオロで悲願達成へ

5/23(火) 21:50配信

東スポWeb

 競馬ファンだけでなく日本中が注目する国民的イベント――第84回日本ダービー(東京芝2400メートル)が今週末の日曜(28日)、東京競馬場で行われる。2014年に生産されたサラブレッド7015頭(持ち込み馬、外国産馬含む)の頂点に立つのはどの馬か? 混戦ダービーと言われる中、大きく浮上してきたのがソウルスターリングでオークスを制して気勢が上がる藤沢和雄厩舎。陣営の悲願でもある頂上決戦制覇へ“19頭目”のレイデオロがまい進する。

 現在65歳の藤沢和調教師にとって、70歳引退の現行制度でクラシックにチャレンジできるのは現3歳を含めて5世代。数年前から春のクラシックシーズンに入るとお決まりのように“悲願”の文字が新聞紙上に躍った。

「ずっと(牡馬クラシックを)勝ちたいと思って、一生懸命やっているんだけど、なかなか勝てないんだ」。同師の口から何度となく出た言葉。そして「勝ちたいし、勝ちますよ」と自信をにじませたことも一度や二度ではなかった。

 それでも勝てない難しさがGI、とくに牡馬クラシックにはあるのだろう。だが、今年の3歳はサトノアレス、ソウルスターリングがJRA賞最優秀2歳牡馬、牝馬に輝くなど“機は熟した”と言わんばかりの豪華布陣。レイデオロも2頭に劣らず、デビューから破竹の3連勝でGIIホープフルSを制し、世代の牡馬トップ集団にいる。

 前走の皐月賞はそのホープフルS以来、4か月ぶりの実戦で5着。さすがに休み明けのGIは厳しかったが、ことダービーに主眼を置けば“叩き台”となり、格好の臨戦過程にもなる。

「2歳の1か月の間に2000メートルを2回(葉牡丹賞、ホープフルS)使ったのはやっぱりダメだった。疲れが残ってしまったから」と同師。重賞Vまで上り詰めた代償に皐月賞がぶっつけになった経緯を「失敗だった」と認める。

 一方で「皐月賞のしまい(ゴール前)の脚は良かったよな。“おい、おい”だよ(笑い)。ゴールを過ぎてから他馬を抜いていたくらいで、勢いは一番だった」とニヤリ。コース形態や脚の使いどころなど、総合的にとらえて「皐月賞は難しいレースだから」と楽観している側面もある。

 さらに今回のレイデオロへの期待を高めるのが、師の3歳クラシック全般を含めたダービーへの持論。シンボリクリスエス、ゼンノロブロイによる2度の2着、さらに2番人気で6着だった10年ペルーサに共通するのは、皐月賞には出走せず(あるいはできず)、トライアルの青葉賞からの参戦だったこと。

「今の時代、能力の高い馬は1歳の早くから調整されてデビューも早い。ロブロイやクリスエスなんてかなり自信があったが…。やっぱり王道(路線)で(世代の)序盤から活躍してきた馬は強いんだ」

 だとすると、世代の先頭を走ってきたレイデオロは王道の皐月賞を経て、今こそ実力が花開く時かもしれない。

「馬は使って良くなっている。2400メートルは全然心配していないから」と同師。1989年の日本ダービー初挑戦から28年…レイデオロで挑む頂上決戦は、厩舎にとっての集大成とも言える走りが見られそうな予感がする。

最終更新:5/23(火) 22:01
東スポWeb

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