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年度内に再調査 福島第一原発2号機

5/23(火) 9:10配信

福島民報

 東京電力は平成29年度内に、福島第一原発2号機内を再調査する。今年1月の調査に比べより長いカメラ付きパイプを挿入し、事故で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)があるとみられる格納容器の底部を詳しく調べる。
 22日に開かれた原子力規制委員会の廃炉作業に関する検討会で示した。1月の調査では長さ約10.5メートルのパイプを使用し、圧力容器の下方付近で格納容器内部を撮影した。圧力容器直下の作業用足場に燃料デブリの可能性がある堆積物がこびりつき、足場の一部が崩落している状況を確認した。再調査ではパイプの長さを伸ばし、前回調査で届かなかった作業用足場の下までカメラを近づける。
 東電は今年2月、2号機の圧力容器直下にサソリ型自走式ロボットを投入したが、圧力容器の真下に向かう機材搬入用レールの途中で堆積物があり立ち往生した。燃料デブリの分布状況や量の把握には至らず、自走式ロボットを使った再調査は今回行わないとした。1号機でも3月にロボット調査を実施したが、燃料デブリは撮影できなかった。

■夏に3号機調査

 東電は検討会で、今夏に3号機格納容器の内部調査を実施すると明らかにした。3号機は格納容器内の水位が高いため、水中遊泳式ロボットを使い燃料デブリの有無などを調べる。
 政府と東電は今夏、1~3号機の燃料デブリ取り出しに向けた大まかな手順を絞り込む予定で、東電は3号機の調査結果を取り出し方針に反映させる考えだ。

福島民報社

最終更新:5/23(火) 11:14
福島民報

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