ここから本文です

「空気を読む力」はビジネスマンに必要なのか

5/23(火) 20:20配信

投信1

「空気が読めない行動は困る」「行間を読み取って」、こういった言葉をよく耳にしませんか。一体何をすればよいのかと悩んでしまうような抽象的な言葉でもあります。今回は東証1部上場企業の部長経験もある50代のビジネスマンに、空気を読む力の必要性や若手に対する思いなどを聞きました。

若手が空気を読めないのは仕方ない!?

――ビジネスマン、特に若手に空気を読む力は必要でしょうか。

「必要ないですね。若手は無理に空気を読まなくたっていい」

――断言ですね。でも空気を読めない行動をする部下や指示通りのことしかしない部下は困りませんか? 

「まず、空気を読むというのは顔色を伺ったり媚びたりすることではありません。仕事を円滑に進めたり足りない点を補うために、見えないものを形にする、あるいは最適なタイミングを見極めることだと私は思っています。でも、これって情報量の裏返しなんですよ。

やる気のあるなしは別として、若いうちは情報の絶対量が足りないですから、読めないことがあるのは当然なんです」

――情報量というのは? 

「知識や経験、人間関係などの掛け合わせです。だから人によって濃さが違います。無理に読もうとすると、単なる想像というか妄想になってしまいます」

――経験の数だけでなく情報量の差を埋めようと努力する人と、そうでない人でも差がつきそうですね。上司の立場からすれば辛抱強さも求められてくると思いますが。

「初めは失敗しても構わないと思っています。失敗も本人にとっては情報の蓄積になりますから。それから、紅白戦、オープン戦、公式戦とステップを踏ませるようにします。一戦一戦で結果を積み重ねることで、レギュラーに定着し、やがてエースと呼ばれるようになってほしい。

だから私は、若手のうちは要領が悪く感じられても確認しながら、時にしくじりながら経験を積んで、情報量を増やすことに努めるほうが重要だと思います。

もちろん、初めてのことでも下調べできることはすべきです。たとえば、初めてお会いするお客様なら会社概要やお客様の経歴などをわかる範囲で調べるとか。まあ、これとて赤っ恥をかいてその必要性を学ぶこともあるわけですが…」

1/2ページ

最終更新:5/23(火) 20:20
投信1