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大学入試の新方針、6月中にも策定 問われる勉強の姿勢

5/23(火) 10:02配信

ベネッセ 教育情報サイト

今年の中学3年生からが受験対象となる、新しい「大学入学共通テスト(仮称)」の実施方針案や、個別大学に関する入学者選抜実施要項の見直し予告案などが公表されました。現在、パブリックコメント(意見公募手続)が行われており(6月14日まで)。6月中にも正式決定される見通しです。これからの児童生徒には、勉強姿勢を大きく変えることが求められそうです。

新テスト、出題傾向も変わる

新テストは、実施時期や出題科目こそ現行の大学入試センター試験と変わりませんが、国語と数学に記述式問題も導入されること、英語は英検やGTEC、TOEFLなど民間の資格・検定試験に替えることが、大きな特色です。16日に発表された「高大接続改革の進捗状況について」によると、▽国語の記述式は80~120字程度の問題を含め3題程度▽数学の記述式は数式や問題解決の方略などを問う問題を3題程度▽英語の資格・検定試験は4~12月の年2回まで受験した結果を6段階で大学に提供する……などとしています(英語のマークシート式問題を当面残すかどうかは両論併記)。

新テストというと、こうした試験方式の変更に目を奪われがちですが、忘れてはならないことがあります。全体の出題傾向自体が変わることです。これまでのセンター試験が「知識・技能」を中心に測っていたとするなら、新テストでは、マークシート式も含め、思考力・判断力・表現力を一層重視した作問を工夫するといいます。

そして、もっと忘れてはならないのが、各大学の入学者選抜改革です。高校で知識・技能をしっかり身に付けたうえで、新テストで思考力・判断力・表現力を問うわけですから、入学者選抜で同じような能力を問うペーパーテストをしても、それほど意味はありません。そこで、多様な選抜方法を導入することで「主体性・多様性・協働性」までをしっかり評価し、これら「学力の3要素」すべてを総合して合格者を決めてもらおう……というのが今回の入試改革の狙いです。

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